国際医療福祉大学 金丸こども園が開園しました
3月31日に、当園のひだまりホールにおいて、津久井大田原市長、引地大田原市議会議長をはじめ、地元金丸地区の自治会長の皆様、保護者の代表など、多くのご来賓に出席を賜り、開園式を執り行いました。
国際医療福祉大学金丸こども園は、大田原市の公募において邦友会が採択され整備したもので、公募では入所定員が60名でしたが、待機児童解消のため、大田原市からの要望により78名に定員を増員して栃木県の設置認可を受けたものです。
園舎は鉄骨造平屋建てで保育室は全て南向きに配置し、日照、通風に十分配慮するとともに、太陽光発電設備を設置し、床暖房にすることで冬でも暖かい施設としました。園庭も十分に広いスペースを確保し、遊具も乳児と幼児それぞれに設置しましたので、子どもたちが思いっきり遊べる空間として整備しました。
また、大田原市の強い要望により、栃木県北部地域では初めての「病児保育施設」を併設しました。病児保育の運営は、なす療育園が全面的にサポートすることにより、安心してお子さまをお預けできる体制としております。対象となるお子さまも、大田原市のみならず那須塩原市や矢板市のお子さま等も利用できるよう配慮しました。
さらに、現在、大田原市では実施していない「休日保育」を実施します。保護者の多様な働き方を支援するため、必要な保育教諭を確保し、日曜、祭日の保育需要に対応できる体制を整備しています。
障害児保育にも積極的に取り組んでおり、重度の障害のあるお子さまを受け入れ、なす療育園で障害児保育の経験豊富な保育教諭をこども園に異動させて対応します。
一方、こども園の教育プログラムとして、体力づくりとしての運動プログラムやリトミック、英語教育を特別教育プログラムとして進めていきます。お子さまの教育や健康づくりの面では、国際医療福祉大学が全面的にバックアップし、保護者に対する子育てや健康づくりの講演会などを開催します。
当園の特徴として、国際医療福祉大学の実習施設としての機能をもつとともに、学生ボランティアと園児との交流や、大学のキャンパス内に設置されている高齢者や障害者の施設のご利用者の皆さんとの交流にも取り組みます。
開園式で高木理事長は、「金丸こども園が開園することにより、乳幼児から那須こどもの家の小・中学校の児童・生徒、国際医療福祉大学の学生から障害者、高齢者に至る栃木県北部地域の総合的な医療・福祉・教育の拠点施設としてその役割を十分に発揮していきたい」と力強く話されました。