大田原キャンパス

国際交流

INTERNATIONAL EXCHANGE

大田原キャンパスの国際交流

  • 国際貢献できる医療福祉専門職の育成を視野に入れ、
    多彩な協力研究や研修活動を行っています。

    国際医療福祉大学では学生たちがどこの国でも、どんな場所でもひとりの人間として、また、自立した専門家として、自然に行動できる人となってほしいと考えています。

    本学では学内組織として国際部や国際交流センターを設置して、国際プロジェクトの企画・運営や海外情報の収集、留学生との交流会の開催など活発な活動を行っています。

    また、中国ほか数ヶ国からの留学生や短期研修生の受け入れ、海外からのすぐれた招へい学者による講演会の開催など、多彩な活動に取り組んでいます。

    一方、学生たちの自発的な意志による海外研修活動も盛んで、大学としても全面的に支援しています。


IUHW奨学生が卒業研究最優秀賞受賞

2020.12.11

 言語聴覚学科の卒業研究報告会が11月19日にF101で開催されました。今回は、新型コロナ感染対策をした上で、3年生と4年生が全員参加し卒業研究報告会を行うことができました。発表時間10分質疑応答5分と学会さながらの報告会でしたが、質疑応答の時間が足りなくなるほど熱いディスカッションが繰り広げられました。報告会に先立ち行われた教員による卒業論文審査会の結果と、報告会での参加者全員からの投票結果を合わせて、今年度の卒業研究最優秀賞が決定されました。
 本年度の卒業研究最優秀賞は、カイン・ニン・ピューさんの「The comparison of mastication duration and chewing numbers between Japanese rice and Myanmar rice in young persons」が選ばれました。ミャンマーも日本も主食が「米」の国ですが、コメの性質(硬さ、粘性、水分量など)が異なります。カインさんは、この点に興味を持ち研究を行い、ミャンマー米は日本米に比し「咀嚼回数」「咀嚼時間」が有意に多く、口腔内で食塊形成が難しいことを明らかにしました。本研究は、講義で学んだ嚥下調整食や摂食嚥下リハビリテーションを「ミャンマーの食文化」に合わせ導入していくための「第一歩」となる研究です。これからも研究活動を続け、ミャンマーでの言語聴覚療法や摂食嚥下リハビリテーションのエビデンスを構築して欲しいと思います。

(大田原キャンパス 言語聴覚学科 准教授 平田文)

      

 この度、言語聴覚学科の卒業研究優秀賞を受賞し、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。大田原キャンパス言語聴覚学科の先生方、特に親切なご指導をして下さった指導教官の平田文先生に感謝します。
 今後も、治療技術の向上とミャンマーの言語聴覚療法の確立のために、研究や勉強に励んでいきます。

(大田原キャンパス 言語聴覚学科 4年 カイン・ニン・ピュー)

  • 卒業研究報告会発表者の記念撮影
    (前列右側がカイン・ニン・ピューさん)
  • 卒業研究報告会の様子

アウン・サン・スー・チー氏を表敬訪問

2019.10.23

本学のミャンマー人留学生16人と教員1人が10月23日、前日の22日に行われた天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列するため日本を訪れていたミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問を、東京・北品川の駐日ミャンマー大使館で表敬訪問しました。
同大使館が「アウン・サン・スー・チー国家顧問に会う会」として、在日ミャンマー人らを招いたもので、招待を受けた医学部のウー教授を通じて、留学生が参加できることになりました。この日出席したのは、成田キャンパスの医学部3年生、2年生、1年生、留学生別科各3人と大田原キャンパスの4人の計16人のミャンマー人留学生とティンタイ助教です。他の在日ミャンマー人たちと一緒に、国家顧問と親しく懇談しました。
出席した留学生の1人は、「スー・チー氏の言葉はいつも勇気づけられるものだが、今回のスピーチにも感銘を受けた。『ミャンマーにない技術などを日本で学び、ミャンマーで活かすように』とのメッセージがあった。留学を終えた後、母国に貢献したいというモチベーションが高まった」と感想を述べました。スー・チー国家顧問は、ミャンマーに投資する日本企業やミャンマーの教育制度などについても言及し、学生には興味深かったようです。
(写真は駐日ミャンマー大使館提供)

シンガポール ナンヤンポリテクニック看護学科生インターンシップ

2019.10.15

本学の協定校シンガポールのナンヤンポリテクニックの看護学科に在籍する学生2人が9月21日に来日し、25日から約2週間にわたり、栃木地区の医療福祉施設を中心にインターンシップを受けました。
24日午前、東京赤坂キャンパスで本学の概要説明と荒木田美香子教授(小田原保健医療学部副学部長・看護学科長)による「日本の医療制度」の講義を受講、午後は山王病院見学を終えた後、栃木に移動し、10月3日までの日程で、大田原キャンパス、大田原・西那須野地区内の附属病院や福祉施設でインターンシップを受けました。
大田原キャンパスでは看護学科、鈴木由美教授による「看護観」と「関連職種連携教育」の講義や、荒川博美准教授と近藤邦講師による各種演習を通じた学科体験をしました。また、キャンパス内の福祉施設(国際医療福祉リハビリテーションセンター、特別養護老人ホーム「おおたわら風花苑」、おおたわら総合在宅ケアセンター)や西那須野地区(国際医療福祉大学病院、特別養護老人ホーム「栃の実荘」、介護老人保健施設「マロニエ苑」、にしなすの総合在宅ケアセンター)、塩谷地区(国際医療福祉大学塩谷病院、国際医療福祉大学塩谷看護専門学校、しおや総合在宅ケアセンター)を訪問し、看護師や介護士について患者様や利用者様のケアのお手伝いを行うとともに、専門学校生との交流を図りました。
最終日の4日には東京地区に移動し、国際医療福祉大学三田病院と新宿けやき園で研修を受け、今回のインターンシップを終了しました。
ナンヤンポリテクニックと本学は2013年に学術交流協定を締結し、海外保健福祉事情の研修先として年2回本学の学生を派遣すると同時に、本学でも毎年10日間程度の短期研修生を受け入ています。昨年に引き続き、今回も実習がメインとなるインターンシップでしたが、病院や施設の協力のもと、患者様や利用者様と触れ合う機会を多く設けられ、より有意義なものとなりました。
今後もお互いの研修機会などを通じ、両校の親交が益々深まることが期待されます。

  • 鈴木由美教授の講義に聞き入る研修生
  • 荒川博美准教授と近藤邦講師との看護実習
  • おおたわら総合在宅ケアセンターでの実習後スタッフ一同と
  • 国際医療福祉大学病院での実習後フロアスタッフ一同と
  • 特別養護老人ホーム「栃の実荘」での実習
  • 国際医療福祉大学塩谷病院での実習後フロアスタッフ一同と

留学生 秋の遠足

2019.10.04

大田原キャンパス恒例の「留学生 秋の遠足」が9月28日、世界遺産「日光東照宮」などで有名な栃木県日光市で行われました。
同市を訪れるのは2014年度以来5年ぶり。引率者とドライバーを含む総勢28人の参加者は早朝、キャンパスから大学シャトルバスで一路同市内にある日光彫で有名な村上豊八商店へ。日光彫の職人が使用している「ひっかき刀」を用いた伝統工芸を、係の方の指導で体験するとともに、体験彫刻を施す素材の「鏡」「デスクBOX」「写真立て」の3種類の中から、各々が選んで彫った作品を記念として持ち帰ることができ、とても充実したひと時となりました。
「本家やまびこ」で日光そばの昼食をとった後、自由散策で日光東照宮などを見学し、近隣でのお土産を購入しました。各自が各々の楽しみ方で日本の古き伝統や雰囲気を味わい、またその経験を共有することで、新たな友人を得ることもできたようです。
「秋の遠足」は学科の垣根を超え、留学生同士、また国際関係の教職員との交流が図れる貴重な機会であり、今後も継続して実施していきたいと考えています。

  • 村上豊八商店で日光彫体験中・・・
  • 各々の作品と記念撮影
  • 東照宮前駐車場にて記念撮影
  • 本家やまびこで昼食

元培醫事科技大学の看護学科学生が大田原キャンパスで研修をしました

2019.08.01

本学の海外学術交流協定提携先の1つ、台湾の元培醫事科技大学の看護学科学生4人が7月1日~26日の4週間にわたり、大田原キャンパスで研修を行いました。
1日午前に来日し、午後から成田キャンパスの成田シミュレーションセンターと看護学科を見学した後、大田原に移動、翌日の2日から研修をスタートしました。
研修第1週初日は大田原キャンパス看護学科の野呂千鶴子学科長のオリエンテーション・キャンパスツアーから研修がスタート。看護学科の謝海棠准教授による講義「日本の医療制度」、2日目以降は留学生別科の五十嵐小優粒助教による日本語講座に始まり、台湾からの本学大学院留学生の通訳サポートがついたキャンパス内関連福祉施設研修、週末の5日には本学学生との交流会や日本文化として浴衣の着付けを体験しました。
研修第2週は、キャンパス内の関連福祉施設に加え、近隣の国際医療福祉大学病院、国際医療福祉大学塩谷病院および福祉関連施設での研修が行われ、各施設での積極的な質疑応答が行われました。10日から、元培醫事科技大学の看護学科講師であり本学大学院生でもあるライ・ユミン先生も合流しました。
研修第3週からは、本学看護学科教員の鈴木由美教授、松本明美教授、荒川博美准教授、謝海棠准教授、落合佳子講師、秋葉喜美子助教、星野谷優子助教、中村敏助手による専門分野「高齢者看護」についての各種講義や実習、本学の特徴である「関連職種連携」についての講義を通じ、日本と台湾の医療事情の相違点などを学びました。
研修最終週は、関連職種連携に係る他学科体験が行なわれ、視機能療法学科の内川義和准教授、医療福祉・マネジメント学科の林和美教授、薬学科の佐藤忠章准教授、放射線・情報科学科の細貝良行教授・室井健三准教授、理学療法学科の井川達也講師・韓憲受講師、言語聴覚学科の阿部晶子学科長、作業療法学科の谷口敬道学科長ら大田原キャンパス全学科協力で多様な授業を体験しました。
最終日には、本学看護学科教授陣が参加し、元培学生によるプレゼンテーションと送別昼食会が行われ、最後まで別れを惜しんでいました。
大田原キャンパスでの研修後、一行は東京に移動し、東京地区での研修を7月末まで行い、8月1日に本国に無事帰国しました。
野呂学科長をはじめとする看護学科の先生方、大田原キャンパス全学科長およびサポートいただいた先生方、福井譲国際交流センター長らに感謝するとともに、今後も同大学との親交がこのような研修を通して深まることを期待しています。

  • キャンパス内関連施設で施設長と記念撮影
  • 本学学生陣との交流会にて
  • 国際医療福祉大学病院前で病院スタッフと
  • 最終日両国国旗とともに

シンガポール工科大学の学生と教員が研修

2019.05.29

本学の協定校、シンガポール工科大学(SIT)の放射線学科のタン・サイ・ゲォク先生と理学療法学科(PT)14人、作業療法学科(OT)14人、放射線・放射線診断学科(RT・DR)6人の学生と、スタッフ2人の計37人が5月に来日し、本学で研修しました。
一行は20日に大田原キャンパスに来校し、新井田孝裕副学長、谷口敬道作業療法学科長、内藏啓幸放射線・情報科学科長と久保晃理学療法学科長の歓迎挨拶を受けて研修をスタートしました。医療福祉・マネジメント学科の小嶋章吾先生、総合教育センターの三浦美恵子先生の講義を受けたほか、ウエルカムランチ等での各種学生交流、学科別で本学学生を交えたアクティビティを行い、キャンパス内の付属施設や国際医療福祉大学病院・国際医療福祉大学塩谷病院の医療施設を見学しました。また、外部医療機器メーカーの工場見学を通じ、両国間の医療福祉事情の相違点などを体験学習しました。
さらに、シンガポール工科大学にはない言語聴覚学科とその関連施設について国際医療福祉大学クリニック内の言語聴覚センターで学び、国際医療福祉リハビリテーションセンターやおおたわら総合在宅ケアセンターでは、シンガポール民族音楽の合唱を披露して施設利用者との文化交流も行い、充実した研修内容となりました。
最終日の24日午後には、成田キャンパスに移動し、同キャンパスの学生達とも交流を深め、無事に研修を修了致しました。
海外保健福祉事情による本学学生のシンガポール工科大学での研修と合わせ、今後も両校間の交流が活発に続いていくことが期待されます。

  • ウエルカムランチでの学生交流=大田原キャンパス
  • 本学学生と共に浴衣体験=大田原キャンパス
  • バーチャル解剖室での演習=作業療法学科
  • 理学療法測定室での演習=理学療法学科
  • 発表会後、お互いのプレゼンターと
  • 国際医療福祉大学病院研修終了後に

シンガポール・ナンヤンポリテクニックの学生及び教員研修を実施

2019.03.04

本学の協定校であるシンガポールのナンヤンポリテクニックから看護科教員のジュリアナ・ビンティ・ラムラン先生と看護科学生ら計10人が本学での研修のため来日しました。
一行は3月4日に大田原キャンパスに来校し、新井田孝裕副学長と野呂千鶴子看護学科長の歓迎挨拶を受けて研修がスタート。1週間にわたり本学医療福祉・マネジメント学科の小嶋章吾先生、看護学科の鈴木由美先生の講義を受講、看護学科の落合佳子先生と本学看護学科生・ボランティア学生による看護演習体験を受けました。さらに、学内の付属施設と国際医療福祉大学病院、国際医療福祉大学塩谷病院の見学等を通じ、両国間の医療福祉事情の相違点等を体験学習しました。また、本学から本年度ナンヤンポリテクニック研修に参加した学生と、おおたわら総合在宅ケアセンターでのシンガポール民族音楽の合唱披露など、多岐にわたる文化交流をしました。
11日からは引き続き、助産学を専攻するラムラン先生の教員研修が行われ、本学大学院・助産学分野の黒田緑先生、森越美香先生と沼澤広子先生の講義と意見交換会、黒田先生の案内で栃木県北地域内の助産院、国福病院産婦人科・ばーすはうすを視察しました。東京に移動してからは都内助産院と山王病院・山王バースの視察を通じ、助産学分野における両国の特徴や違いなどを習得し、16日まで約2週間にわたる研修を修了しました。
海外保健福祉事情による本学学生のナンヤンポリテクニックへの研修と合わせ、今後も両校間の交流が活発に続いていくことが期待されます。

  • 落合先生によるフィジコ利用の看護演習体験
  • 国際医療福祉大学病院での研修後の記念撮影
  • おおたわら総合在宅ケアセンターでの合唱披露
  • 国際医療福祉大学塩谷病院、塩谷看護学校教室で

本年度卒業の留学生送別会が1月25日に開催されました

2019.01.25

今年度大田原キャンパスを卒業する留学生の送別会が1月25日、同キャンパスのレストラン「オーブ」で開催されました。留学生と国際交流センターのスタッフが一堂に会する行事であり、留学生の日頃の勉学面・生活面での成長ぶりを確認するとともに、卒業後の連絡確認やお互いの親交をより深める絶好の機会として毎年開催されています。
送別会は、福井譲国際交流センター長の開会挨拶で始まり、在校生の司会進行による乾杯の後、昼食を楽しみながら卒業生全員のスピーチへと進み、同センターの梅木俊輔先生、五十嵐小優粒先生、国際室スタッフからの祝辞、卒業記念品贈呈の後、ビンゴゲームを行い、福井センター長からの景品贈呈で盛り上がりました。終始和やかな雰囲気で閉会となりましたが、その後も、会場のそこかしこで名残惜しそうに会話をしている参加者がみられました。今後も卒業生を含む留学生全員の活躍が期待されます。

  • 全員で乾杯!
  • 美味しい昼食‼
  • 福井国際交流センター長から記念品贈呈
  • ビンゴゲームで景品ゲット‼

韓国コニャン大学校理学療法学科より研修生の受入を実施

2019.01.11

本学の提携校の一つである、韓国・建陽(コニャン)大学校の理学療法学科学生7人が12月18~25日の8日間、大田原キャンパスで研修を行いました。
一行は12月15日に来日し、週末を東京で過ごした後、18日から研修をスタートしました。
初日はオリエンテーションやキャンパスツアーから始まり、午後には日本文化体験として浴衣の着付けをしました。ボランティアで集まった日本人学生や留学生の助けもあり、それぞれが何とか着付けを終え、皆写真撮影を楽しみました。
研修は理学療法学科の授業にとどまらず、医療福祉・マネージメント学科の松江暁子先生による韓国語での「日本の医療制度」の講義や、薬学科の佐藤忠章先生、金谷貴行先生、大出浩子先生による生薬の試飲や製丸、試食の体験等、他学科の内容を含む多様な授業になりました。
20日には西那須野地区の関連施設・病院を訪れ、各施設で積極的な質疑応答が行われました。週末には大田原の市内観光に繰り出し、大雄寺や那須神社、道の駅を見学した後、五峰の湯で温泉を満喫しました。22~24日の3連休中も研修で親しくなった学生との交流を深め、ファミリーレストランでの食事やお好み焼き、とんかつなど研修中に日本食も大いに堪能しました。
研修最終日となった25日の送別昼食会には、研修を共にした本学の教員や学生が集まり、最後まで別れを惜しんでいました。大学での研修終了後、一行は東京に戻り、27日の出国日まで観光を楽しみました。
今年で4回目の受入となる建陽大学校理学療法学科研修ですが、久保晃理学療法学科長をはじめとする研修に携わってくださった先生方、通訳を担ってくださった同学科の韓憲受先生、福井譲国際交流センターセンター長らに感謝するとともに、今後も同大学との親交がこのような研修を通して深まることを期待しています。

  • キャンパスジオラマの見学
  • 浴衣体験
  • 物理療法(神経筋電気刺激)の実践と体験
  • 修了式にて

国際交流親善パーティーが12月12日に開催されました

2019.01.11

大田原キャンパスの国際交流親善パーティーが12月12日、同キャンパス那須アスリーナ2階学生ホールで開催されました。今年度は初めて大学忘年会との同時開催となり、例年に比べ多くの来賓にご来場いただきました。
国際交流親善パーティーは、留学生の日頃の勉学面・生活面での成長ぶりを確認すると同時に、キャンパスの地元コミュニティの方に、日ごろの国際交流活動に対するご理解への感謝と今後の活動へのご協力をお願いする重要な機会として毎年開催しています。
総勢109人が参加したパーティーは、大友邦学長の開会挨拶で始まり、来賓を代表して大田原市の植竹福二教育長とキヤノンメディカルシステムズ株式会社の神島誓雄様にご挨拶をいただきました。大田原国際交流会の後藤秀雄会長のご発声で乾杯したあと、参加者は和洋折衷の料理を囲んで交流を楽しみました。
ゲストのアジア学院の方々の弾き語り演奏に続き、本学で学ぶミャンマー人留学生がミャンマー文化の紹介とミャンマーダンスで会場を沸かせました。新井田孝裕副学長による中締めの後も、会場のそこかしこで名残惜しそうに会話をしている参加者がみられるほどの盛会でした。

中国の高校生34人、対日理解促進交流プログラムの一環で来訪

2018.12.13

外務省が推進し(一財)日本国際協力センター(JICE)が実施するJENESIS2018訪日プログラム(対日理解促進交流プログラム)の一環として、中国高校生訪日団-北京市第5中学と第96中学(日本の高校に相当)から高校生34人と教員4人の計38人が2018年12月8日、大田原キャンパスを訪問しました。

一行は、「高齢化社会と老人介護」をテーマに本学を訪問し、本学の概要説明とともに、医療福祉・マネジメント(SHM)学科、学科長・小林雅彦教授と絹木憲司准教授から我が国の医療・福祉制度やサービスに関する説明を受け、車いす等の介助と実習室での介護浴槽利用の体験をしました。また、今回の訪問にはSHM学科・介護福祉コース3年に在学中の中国からの留学生のサポートもあり、中国の高校生に対し日本の医療福祉事情や制度について紹介する機会が得られただけでなく、将来の大学進学や留学機会等の情報提供や国際交流もできる大変良い機会となりました。今後も本事業に参加し、中国の学生との交流を深めることを検討してまいります。

  • 小林SHM学科長の説明を受ける学生達
  • 車いすでの介助体験
  • 絹木准教授による介護浴槽体験
  • 全員での記念撮影

大田原キャンパスで「留学生秋の遠足」

2018.11.11

大田原キャンパス恒例の「留学生秋の遠足」が11月11日、陶器の町として有名な栃木県芳賀郡益子町で行われました。

同町を訪れるのは2012年度以来6年ぶり。24人の参加者は早朝、キャンパスからバスで一路同町中心部の日下田藍染工房へ。江戸時代に作られたという重要文化財の茅葺屋根の工房で、県指定無形文化財工芸技術保持者の日下田氏にご説明いただき日本の繊維産業の歴史に触れることができました。

1937年創業の造り酒屋、外池酒造店では工場見学や写真撮影をし、家族や先生へのお土産を購入しました。

益子焼窯元共販センターで昼食をとった後、いよいよメインイベントの益子焼カップの絵付けを体験。係の方の指導でそれぞれデザインに頭を悩ませながら、2カ月後の焼き上がりを楽しみに、自分だけの益子焼の制作にいそしんでいました。

今年度は例年より開催時期が遅く、他の行事とも重なったため参加学生が例年より少なくなりました。しかし、学科の垣根を超え、留学生同士、また国際関係の教職員との交流が図れる貴重な機会として、継続して実施していきたいと考えています。

  • 陶器の町として有名な栃木県芳賀郡益子町にて
  • 茅葺屋根の藍染工房で
  • 繊維産業の歴史に触れる留学生
  • 益子焼カップの絵付けを体験

シンガポール・ナンヤンポリテクニックから看護インターンシップ生を受入

2018.10.6

本学の協定校シンガポールのナンヤンポリテクニックより看護学科に在籍する学生2人が9月22日に来日し、約2週間にわたり、栃木地区の医療福祉施設を中心にインターンシップをしました。

羽田空港に到着し、赤坂キャンパスで医療マネジメント学科の石川ベンジャミン光一教授による「日本の医療制度」の講義を受けた後、山王病院及び三田病院を見学し、栃木へ移動、10月4日までの日程で、講義を受けたり、附属病院や福祉施設で医療現場の体験をしたりしました。

大田原キャンパスでは看護学科、鈴木由美教授や近藤邦講師による「看護観」の講義や、患者モデル(フィジコ)を用いての瞳孔反射や血圧等の測定体験をしました。また、キャンパス内の福祉施設(特別養護老人ホーム「おおたわら風花苑」、国際医療福祉リハビリテーションセンター、おおたわら総合在宅ケアセンター)や西那須野地区(国際医療福祉大学病院、特別養護老人ホーム「栃の実荘」、介護老人保健施設「マロニエ苑」、にしなすの総合在宅ケアセンター)、塩谷地区(塩谷病院、しおや総合在宅ケアセンター)を訪問し、看護師や介護士について患者様や利用者様のケアのお手伝いをしました。10月5日には成田キャンパスでSCOPE(シミュレーションセンター)や看護学科の見学後、学生交流を楽しみました。

ナンヤンポリテクニックと本学は2013年に学術交流協定を締結し、海外保健福祉事情の研修先として年2回本学の学生を派遣すると同時に、本学でも毎年10日間程度の短期研修生の受け入れをしています。今回のインターンシップは実習がメインとなる交流として初めての試みでしたが、病院や施設の協力のもと、患者様や利用者様と触れ合う機会を多く設けるが出来ました。

今後も今回のような交流を通じ、両校の親交が益々深まることが期待されます。

  • 鈴木由美教授による「看護観」についての講義
  • 風花苑にて事務作業のお手伝い
  • 風花苑で食事介助
  • 国際医療福祉大学病院にて入浴介助
  • 塩谷病院にてベッドサイドでの洗髪

シンガポール工科大学と学術交流協定を締結しました

2017.12.11

本学は11月24日付で、シンガポール工科大学と学術交流協定を締結しました。同大学は、シンガポールに6校ある国立大学の一つで、設立は2009年。本学と協定を結んでいるナンヤンポリテクニックの理学療法、作業療法、放射線画像、放射線療法学科が2018年3月までにシンガポール工科大学に移管されることとなり、移管後はシンガポールで唯一これらの学科を持つ大学となります。

今回の学術交流協定の締結にあたっては、健康社会科学部門のベンジャミン・スーン理学療法学科長、ビン・リート・タン作業療法学科長、アンソニー・ゴー国際部長が7月12日に大田原キャンパスと附属医療福祉施設を訪問視察し、大友邦学長ら本学幹部とも協定締結に向けた協議を行ないました。本覚書の内容は、学生や教員の相互派遣や、講演・シンポジウムの開催などについての学術交流、協力に関する一般的なものになります。

今後、同大学との学生や教員の相互派遣などの交流を通して、友好関係が発展、促進されていくことが期待されます。

インドネシア ムハマディア大学機構から36名が来校し視察を行いました

2017.11.27

11月14日と15日の2日間、インドネシアのムハマディア大学機構ご一行36名が来校し、成田キャンパス、三田病院、大田原キャンパスへの視察訪問が行われました。本視察は、インドネシアで信者数3千万人を数えるイスラム教団であるムハマディアの高等教育・研究開発理事会が主催する訪日団によるもので、その参加者はリンコリン理事長・エディ副理事長を含む事務局4名と、教団傘下の系列173大学の内医学部を擁する10大学および看護専門大学5校の学長・副学長・医学部長等の要職者32名の合計36名でした。14日午前中は成田キャンパスにて赤津晴子医学教育センター長、杉原素子学部長、山下香枝子学部長、高須賀茂文教授から大学概要の紹介ののち、3グループに分けて看護、医学部棟の実習室や教室へご案内し、各学部の先生方より授業・指導内容を説明いただきました。

同日午後には三田病院にバスで移動し、宮崎勝院長からの歓迎の辞ののち予防医学センター、リハビリテーションセンター等を含む院内諸施設へと案内しました。15日は一行の宿泊地浅草を出立し大田原キャンパスへと向かいました。大友邦学長の歓迎の挨拶につづき、キャンパス内実習室、国際交流センター、ケアセンター等を巡回しご案内。その後アスリーナでの昼食懇親会では大友学長、松谷・新井田両副学長参列のもと来校した10大学から訪問記念品贈呈式も行われ、秋の青空のもとで集合写真撮影をして視察日程を終えました。別途両校トップ間でもたれた交流協議では、医学・薬学・医療分野での共同研究のほか教員・学生レベルでの一般交流や医学部生の受け入れ等の広範な可能性を継続検討してゆくこととなりました。

カンボジア国立医療技術学校の教員研修を実施しました

2017.10.25

本学の協定校であるカンボジア国立保健科学大学の関連校・国立医療技術学校よりタン・ギ副校長(放射線医)、放射線科教員でカンボジア放射線技師会会長のポー・ソフェク先生等計4名が本学での研修の目的で来日しました。

一行は10月2日に大田原キャンパスに来校し、新井田孝裕副学長の歓迎のご挨拶の後、研修がスタートしました。午後には国際医療福祉大学病院へ移動し、大和田倫孝病院長より病院概要説明を受け、病院見学をしました。

10月3~5日は今回の来日の目的である、同校におけるデジタル放射線技術の講師育成の一環として、放射線情報科学科にて内藏啓幸学科長をはじめ同学科の先生方のご協力のもとカリキュラムや指導方法等を学びました。10月5日の午後に東京へ移動し、三田病院と山王病院を見学して、本研修を終了致しました。今後もカンボジアにおける放射線技師育成の協力等を通して、同校との交流が続いていくことが期待されます。

さくらサイエンス事業でミャンマーから医学生10名と教員1名の訪問を受けました

2017.8.30

2017年7月26日から8月2日までの日程で、さくらサイエンスプラン事業により、学術交流協定を結んでいる国立ヤンゴン第一医科大学から医学生7名と教員1名、国立ヤンゴン第二医科大学から医学生3名、計11名の一行が本学キャンパスや附属医療福祉施設を訪問しました。

一行は、成田キャンパスや青山キャンパスで本学医学部等の教授陣から「日本の医療事情」、「21世紀の医学教育」等の講義を受け、成田キャンパスではさらに医学部の授業や学生寮を見学しました。

大田原キャンパスでは、附属福祉施設を訪問し、その後に訪れた国福病院ではCTやMRI、PET-CT、リニアックなどの最新医療機器などを見学しました。東京では国際医療福祉大学三田病院や山王病院・バースセンター、山王メディカルセンター、新宿けやき園を視察し、我が国の医療・福祉制度やサービスに関する理解を一層深めました。本事業を通じてミャンマーの医学生に対し日本の医療福祉事情や制度について紹介する機会が得られただけでなく、国際交流もできる大変良い機会となりました。今後も本事業に参加し、アジアの学生との交流を深めることを検討してまいります。

シンガポール工科大学が、大田原キャンパスと附属医療福祉施設を訪問

2017.7.25

2017年7月12日にシンガポール工科大学より健康社会科学部門のベンジャミン・スーン理学療法学科長、ビン・リート・タン作業療法学科長、アンソニー・ゴー国際部長の3氏が、本学大田原キャンパスと附属医療福祉施設を訪問視察しました。シンガポール工科大学はシンガポールに6校ある国立大学の一つで、設立は2009年。本学と協定を結んでいるナンヤンポリテクニックの理学療法、作業療法、放射線画像、放射線療法学科が2018年3月までに移管されることとなり、移管後はシンガポールで唯一これらの学科を持つ大学となります。

一行は、午前中に大田原キャンパスにて大友邦学長、久保晃理学療法学科長、谷口敬道作業療法学科長等と今後の両校の協力関係について協議しました。その後訪問した国際医療福祉大学病院では、大和田倫孝病院長による病院説明を受け、午後に三田病院では宮崎勝病院長から、山王病院・バースセンターでは堤治病院長からの歓迎を受け、それぞれの施設で特にリハビリテーション設備等を視察しました。一行は、1日限定ながらも栃木から東京に至る多くの本学施設を視察でき、本学関係者や病院関係者と交流できたことについて、非常に満足されていました。現在、両校の交流協定締結に向けた調整を進めており、今後、交流が深まっていくことが期待されます。

英国イーストアングリア大学が大田原キャンパスを訪問

2017.6.15

本学の協定校である英国イーストアングリア大学(UEA)より、保健医療学部長ロザリンド・ジョウェット教授および同学部ナオコ・キシタ講師が来日し、5月31日に大田原キャンパスを訪問しました。はじめに、大友邦学長、新井田孝裕副学長、佐藤禎一大学院名誉教授ご同席のもと、お互いの大学紹介やUEAが取り組んでいる研究についての説明がなされ、続いて大学間の交流を深めるための話し合いがなされました。午後はキャンパスツアーや敷地内の国際医療福祉リハビリテーションセンター、おおたわら総合在宅ケアセンターの見学をしました。

同校とは昨年8月に交流協定を締結し、総合教育科目「海外保健福祉事情」の研修先として8名の学生を派遣しました。今年度は9名の学生を派遣する予定です。UEAからの、学生の交流にとどまらず共同研究や人事交流等さらに交流を深めたいという要望を受け、大友学長からも、まずは共同研究について前向きに検討したいとのコメントがありました。今後ますます両校間の活発な交流が進むことが期待されます。

ハンガリー・センメルワイス大学学長一行が、本学と医療福祉施設を視察

2017.4.15

ハンガリーの首都ブダペストにある国立センメルワイス大学より、アーゴシュトン・セール学長、ヨージェフ・シャーンドル外科学教授、マルセル・ポップ国際部長などの一行が、4月2日の本学医学部開設式に出席した後、4月5日に大田原キャンパスと国際医療福祉大学病院を視察しました。

同大学と本学とは、北島副理事長と親交の深いシャーンドル教授とセール学長が昨年3月に訪日し、学術交流協定締結に向けた協議を進めることで合意。その後、昨年11月に学術交流協定を締結しています。

視察団は、本学についての説明を受けた後、放射線情報科学科やバーチャル解剖学実習室、国際交流ラウンジ、ボランティアセンターなどに続き、国際医療福祉リハビリテーションセンターやなす療育園を視察しました。その後、丸木一成医療福祉学部長、渡邊敏子薬学部薬学科長、保健医療学部の谷口敬道作業療法学科長、久保晃理学療法学科長、医療福祉学部の小林雅彦医療福祉・マネジメント学科長等と昼食を囲みながら意見交換をしました。その後訪問した国際医療福祉大学病院では、大和田倫孝病院長による病院説明、センメルワイス大学医学部客員教授でもある消化器外科の吉田昌教授が案内してオペを視察しました。

一行は、短期間ながらも教育施設から医療福祉施設にわたる視察ができたことについて、非常に満足されていました。今後、両校の交流がますます進むことが期待されます。

ベトナム・チョーライ病院から、人間ドック業務に携わる研修生を受け入れ

2017.2.18

ベトナム南部の基幹病院であるチョーライ病院と本学は昨年、学術交流20周年を迎えました。現在、同院の敷地内に、本学との共同プロジェクトである「人間ドックセンター」の建設を進めています。それに伴い2016年11月中旬から12月中旬にかけて、同センターに勤務予定のベトナム人スタッフ総勢11名(医師2名、放射線技師2名、臨床検査技師3名、看護師4名)が来日し、研修を実施しました。山王メディカルセンター、三田病院で研修とメディカルスタッフ同士の交流に加え、大田原・成田の両キャンパスを訪問し、教員との間でも学術交流を深めました。

また、医療の手技だけでなく接遇講座も実施し、ベトナムと日本の文化の違いを肌で感じてもらいました。本学の日本人スタッフにとっても、海外の医療保健事情を知る貴重な機会となっただけでなく、日本の医療に対するベトナムの方の貴重な意見を聞くことのできる場となりました。こうした相互交流が継続することで、同院と本学だけでなく、さらに両国間での医療協力がますます発展することが期待されます。

ベトナム保健大臣一行が来訪、日本式人間ドックシステムを視察

2016.04.18

4月17日~18日、ベトナムからグエン・ティ・キム・ティエン保健大臣ほ213名が、三田病院と山王病院の視察、ならびに当グループとベトナムとの国際医療協力関係をさらに深める協議を行うために本学を訪れました。

訪問した一行は、ティエン大臣に加え、保健省幹部、本学との協定大学であるハノイ医科大学とホーチミン市医科薬科大学の両大学学長、さらに本学と長く密接な協定関係にある国立チョーライ病院長などです。さらにティエン大臣は山王メディカルセンターで日本式の人間ドックシステムを視察されるなど、密度の濃い視察協議となりました。

当グループとベトナムとの間では、これまでの交流協力活動の積み重ね、官民を通じた深い理解と友好関係を築いてきました。今後、国際医療協力・連携のさらなる関係強化が期待されます。

第6回高校生作文コンテスト ベトナム医療福祉体験ツアー報告

2016.04.01

3月27日から4月1日の日程で、昨年開催した「第6回『共に生きる社会』めざして 高校生作文コンテスト」の受賞者5名の高校生を、ベトナム・ホーチミン市の医療福祉体験ツアーにご招待しました。

応募者は、「医療と福祉、わたしの体験」、「誰かのために、わたしができること」、「やさしさと社会、そしてわたし」の中から1つのテーマを選択して作文を執筆しました。

応募総数1,150作品より選ばれ、最優秀賞、優秀賞、佳作の作品を書いた高校生5名は、本学の提携医療機関であるチョーライ病院をはじめとする医療施設を訪問しました。施設見学を通じてベトナムと日本の医療福祉の違いを体験し、国際医療協力の重要さについても考える機会にもなりました。また、在ホーチミン日本国総領事館やJICA事務所への表敬訪問、市内観光などさまざまな場面をとおして、ベトナムと日本の協力関係の歴史が互いの経済・文化面の繁栄に貢献していることを学びました。最終日にはチョーライ病院のスタッフを交え、グローバル社会の一員として「他者のためにできることは何か」について議論を交わしました。

このツアーを通じた出会いがきっかけとなり、さらに国際協力の輪が広がることが期待されます。

フィリピン大学マニラ校医学部と学術交流協定を締結

2016.03.24

本学は3月24日に、フィリピン大学マニラ校医学部と学術交流協定を締結しました。

同大は、1908年創立のフィリピン国内最古の国立大学で、医学部、看護学部、コメディカル学部(作業療法学科、理学療法学科、言語聴覚療法学科)、公衆衛生学部、薬学部など9学部を擁しています。各種医療系国家試験においても一貫して国内トップレベルと、名実ともに同国内における医療教育の中心的存在で、学生数は大学院生も含めて約5,900名に上ります(2013年現在)。

今回の学術交流協定の締結は、今年1月18日に本学の松谷有希雄副学長と本学大学院医療福祉経営専攻医療経営管理分野の小川俊夫准教授がフィリピン大学マニラ校医学部を表敬訪問した際に、同大学のアグネス・メジア医学部長、エスター・パンサルガ国際担当医学部教授、ニーナ・G・グロリアー二教授(前公衆衛生学部長)と協議を実施したことにより実現しました。

今後、本学が医学部を新設することを踏まえて、学生・教員の相互派遣など、交流関係が発展・促進していくことが期待されます。

マレーシアのMSUと学術交流協定を締結

2016.02.26

2月26日、本学はマレーシアのマネージメント・アンド・サイエンス大学(Management & Science University=MSU)と学術交流提携を締結しました。「教員・学生の相互交流」、「講演・講義等の開催」、「学術・研究に関する情報交換」などについて連携・協力していくという内容です。

同大学は、マレーシア国内の私立大学では最大規模。国際医学部、健康科学工学部、薬学部、教育社会科学部、ホスピタリティ&創造芸術学部、ビジネス管理学部、情報科学工学部があります。

同大学の招待を受け、本学より高木邦格理事長、松谷有希雄副学長がクアラルンプール近郊の同大学キャンパスを訪問。タン・スリ・シュクリ学長、プアン・スリ・ジュナイナ副総長をはじめ、各学部学科関係者からの歓待を受ける中で締結式が開催されました。さらに、来年4月に本学が開学をめざす医学部の新設計画や、MSUが本年中に開設をめざしている新病院計画などの情報交換も行われました。

今後、両校のさらなる緊密な関係の構築が期待されます。

※ マネージメント・アンド・サイエンス大学(MSU)
2001年創設。本キャンパスはクアラルンプール近郊の町シャラン・アラームにあり、学生数15,000人を誇る。マレーシアの他に、インド・スリランカ・インドネシアにもキャンパスを擁し、インド・バンガロールに3つの病院を持つ。2016年12月には本キャンパス隣接地に、250床規模の大学附属病院を新設予定。

ミャンマー保健省と医療協力における覚書を締結

2016.02.12

2月8日から12日までの日程で、ミャンマー保健省のタン・アウン保健大臣、ミント・ハン医療サービス部門長官等5名を招聘しました。目的は、同省と本学の医療協力における覚書の締結です。

8日に東京事務所で行った調印式には本学から高木邦格理事長が出席し、ミャンマーのトゥレイン・タン・ズィン駐日大使も同席されました。保健大臣は、本学とのこれまでの友好関係への謝意とともに、今後も関係の維持強化を行う意向を示されました。

また、10日には本学大学院青山キャンパスにおいて、ミャンマーの保健医療事情をテーマにした特別講演会を開催。タン・アウン保健大臣がスピーチしたほか、ミント・ハン長官、ネ・ウィン ミャンマー学術医療協会会長が講演を行い、講演後も質疑応答が交わされました。

その後、大田原キャンパスでは北島政樹学長による歓迎昼食会が催され、ミャンマー出身のIUHW奨学生11名も同席し、保健大臣より激励を受けました。さらに国際医療福祉大学病院では、桃井眞里子病院長の案内で視察し、先進的な施設や医療機器、教育および医療の質の高さを評価されていました。

今回の覚書締結を機に、今後、ミャンマーと本学との間で国際医療協力がさらに進むことが期待されます。

マレーシアよりMSU学長等が本グループを来訪

2016.02.04

2月4日、マレーシアのマネージメント&サイエンス大学のタン・スリ・シュクリ学長、ジャリル副学長、シャリファ副学長およびライラノル メディカルセンター長等が本学を訪問しました。同学は2001年に設立した私立大学で、国際医学部(キャンパスはマレーシアおよびインド)、健康科学工学部(看護学、臨床検査学、放射線検査学等を含む)、薬学部等を備えています。さらに、大学附属病院をインドの3か所に擁し、マレーシア国内にも今年末までに250床規模の病院を開設する予定です。

一行は、三田病院、山王病院、山王バースセンターを視察した後、学生の派遣・受け入れ等を含めた今後の協力関係の構築、英語教育の課題、国家試験の受験資格等について意見交換を行いました。今後、本学と学術交流協定を締結し、大学間の連携・友好関係を積極的に構築していく予定です。

インドネシア・ウダヤナ大学との学術交流協定を締結

2016.01.25

本学は1月25日に、インドネシアの国立大学であるウダヤナ大学と学術交流協定を締結しました。同大学は1962年にバリ島に最初に設立され、医学部以外に文科系・理科系の幅広い分野の学科を擁する総合大学です。医学部は6学科(医学科・看護学科・公衆衛生学科・心理学科・理学療法学科・歯学科)からなり、学生数は約2,500名に上ります。

今回の学術交流協定の締結は、昨年12月14日に本学の平中英二特任教授(国際医療福祉大学)、小川俊夫准教授(国際医療福祉大学大学院医療福祉経営専攻 医療経営管理分野)がウダヤナ大学を表敬訪問した際に、同大学のアスタワ医学部長、アディアットミカ教務担当副学部長、ウィハンダニ医学部国際協力室長と面談し、協議を行ったことにより実現しました。

本学学生の受け入れについても前向きで、今回の協定締結を機に今後、学生の相互派遣など、双方の友好関係が進展することが期待されます。

ベトナムでチョーライ病院とワークショップを共催

2016.01.22

1月22日にベトナムのホーチミン市にて、チョーライ病院と本学が共催して「予防医学ワークショップ」(経済産業省・MEJ / Medical Excellence JAPAN後援)を開催しました。チョーライ病院と本学は共同してホーチミン市に日本型人間ドックセンターを設立するプロジェクトを進めており、予防医学に関する日越の最新の知見をベトナムの医療関係者に伝え、人間ドックへの理解を深めてもらうことが目的です。

本ワークショップでは講演と発表を行いました。講演は、座長である山王メディカルセンターの森下鉄夫院長が「チョーライ病院・国際医療福祉大学健康増進センター」、本学大学院の中村秀一教授が「超高齢社会の医療と予防~日本の経験から~」、三田病院予防医学センターの桂研一郎センター長が「予防医学の意義」について、それぞれ講演しました。またベトナム側からは、チョーライ病院健康診断部のヒュン・キム・フォン部長が「ベトナムにおける予防医学の現状」というテーマで講演しました。

その後、昨年末から本学関連施設で研修を受けていたチョーライ病院研修生が発表を行い、最後にチョーライ病院のグェン・チュオン・ソン院長が全体の総括を行いました。

約120名の参加者は熱心に聞き入り、大変有意義なワークショップとなりました。

ベトナムにおける人間ドックセンター開設に向けた研修員を受け入れ

2016.01.20

本学は、ベトナム南部の基幹病院であり、本学と約20年にわたる交流があるチョーライ病院と共同して、ホーチミン市に日本型人間ドックセンターを開設するプロジェクトを進めています。このプロジェクトの一環として、昨年末から約5週間にわたって同院から4名の研修員を受け入れました。

研修員として来日したのは、ファム・ティ・トゥオン・ミンさん(放射線医)、レ・ティ・ミィ・フォンさん(看護師)、グエン・ティ・ヒエンさん(看護師)、レ・ソン・トゥ・ゴックさん(臨床検査技師)の4名。国福病院、山王メディカルセンターおよび三田病院の3病院を研修施設として、人間ドックに係る作業の流れや受診者への対応などを実地で学びました。各施設においてきめの細かい研修プログラムを提供した効果があり、研修員は皆、日本型の人間ドックに関する理解を深めることができました。

今回の4名は、ホーチミンにおける人間ドックセンターを開設した際には、それぞれの分野でリーダーとして活躍することが期待されています。

ハノイ医科大学より学長や附属病院長をはじめとした一行が来訪

2015.12.11

12月7日から11日までの日程で、ベトナムの中でもトップクラスの大学であるハノイ医科大学の視察団が、本学および関連施設を訪問されました。

一行は、グェン・ドゥック・ヒン学長、同大学附属病院のファム・ドゥック・ファン病院長他、合計4名。同大学とは本年3月に学術交流協定を締結していますが、今回は医学部の新設を計画している本学とのさらなる交流の推進に向けた協議を行うとともに、先進的な医療施設等を視察するために来日されたものです。

大田原本校では、北島政樹学長他、本学の各学部長・学科長等と教育カリキュラムに関する積極的な意見交換を行うとともに、高木邦格理事長との協議においては、ベトナムにおける医療人材育成に向けた協力要請がありました。

今後同大学とは、教員や学生の相互派遣・受け入れ等も予定されており、今回の訪問を契機として、より緊密な交流が推進されることが期待されます。

ミャンマー保健省・国立リハビリテーション病院の視察団が来訪

2015.12.06

12月1日から6日にかけて、ミャンマー保健省および国立リハビリテーション病院の視察団(ヌエ・ヌエ・テイン病院長他3名)が本学施設を訪問されました。同院は同国唯一のリハビリテーション専門病院です。老朽化した施設の建替え計画策定にあたり、本学に病院設計におけるアドバイスを求め、視察と協議のため来訪されました。

一行は、柳川リハビリテーション病院をはじめ、高木病院、福岡山王病院、大川キャンパス、国際医療福祉大学病院、同三田病院、山王病院、大田原本校等を訪問。本校では、同院からの留学生を含むミャンマー留学生たちと久々の再会を喜び合う光景が見られました。

同病院長からは、「ミャンマー初の作業療法士として来春、帰国予定の留学生もいます。ぜひ、国際医療福祉大学で奨学生としてしっかりと学び、知識と技術を身につけて帰ってきてください」と激励がありました。

歓迎会に列席されたミャンマー大使館のウィン・アウン公使からは「国際医療福祉大学の支援はミャンマー国民全体への支援と受け止め、感謝しています」とのお言葉を頂戴しました。総選挙による政権交代があり、世界的に注目されているミャンマーですが、本学では同国に対する国際医療協力を今後も積極的に展開してまいります。

ホーチミン市医科薬科大学の学長が来訪

2015.11.18

11月15日から18日にかけて、ホーチミン市医科薬科大学のチャン・ディエプ・トゥアン学長が初めて本学を訪問されました。同校は本学協定校で、ベトナムトップレベルの医科大学。看護教育を中心に、関係強化を図ることが目的でした。

トゥアン学長は、本校を皮切りに国福病院、三田病院、山王病院を訪問し、さらに竣工間もない成田キャンパスも視察。国福病院ではリハビリテーション器具を装着されたり、視察先で本学役員や教員と熱心に質疑を交わされるなど、精力的な姿勢に皆、感銘を受けていました。

トゥアン学長からは、「今回の訪問は、医学技術の協働を進めていくうえで大変貴重な機会になりました。今後貴学と、より強い協力関係を築いていけると確信しています」とのお言葉を頂戴しました。今後、両校の相互交流がさらに深まることが期待されます。

タイのマヒドン大学から視察団を受け入れました

2015.11.17

昨年11月16日に、タイのマヒドン大学公衆衛生学部の教員・大学院生ら7名を東京で、翌17日に同大学ラマティボディ病院医学部コミュニケーション障害科学学科長ら3名を大田原で視察を受け入れました。同大学公衆衛生分野および大学院は2007年より、本学と学術交流協定を結んでおります。

東京では本学大学院助産学分野の江幡芳江教授が同行され、新宿けやき園、山王病院、山王バースセンター、山王メディカルセンターを視察。その後、青山キャンパスで小川俊夫准教授(医療福祉経営専攻 医療経営管理分野)による講義「日本の医療制度」を受講されました。見学、講義ともに熱心な質問が寄せられ、大変有意義な一日だったとのお言葉をいただきました。

大田原ではキャンパスや国際医療福祉リハビリテーションセンター、国際医療福祉大学病院を視察されました。その後の歓迎昼食会には言語聴覚学科から城間将江学科長や阿部晶子教授、内田信也准教授が参加。藤田郁代副大学院長にもご参加いただき、大学院や学部における言語聴覚分野のカリキュラムについて、概要説明および質疑応答がなされました。

マヒドン大学とは大学レベルでの協定を結ぶべく協議を進めており、今回の受け入れがその後押しとなることを期待しています。

ラオス国立健康科学大学と学術交流協定を締結

2015.11.12

本学は、ラオスで唯一医学部を持つラオス国立健康科学大学と学術交流協定を締結。 これに合わせ11月8日から12日まで、同大のソムチット・ブパ学長、および同大附属セタティラート病院のカンペ・パンサバット病院長等4名を招聘しました。

11月10日に本校で行った調印式では、ラオス側からそれぞれの施設が紹介された後、北島政樹学長とブパ学長によるご挨拶と、今後の協力関係の構築について意見交換がなされました。ブパ学長は今後、積極的に本学との連携関係、友好関係を構築したいという意向を示されました。

一行は滞在中、東京地区と栃木地区の本学キャンパスおよび医療福祉施設等を視察。医療サービスの質の高さや医療設備・教育環境の素晴らしさなどに感心されるとともに、日本の医療制度や医学教育システムについても熱心に質問されていました。

ベトナム健康管理委員会訪日団が山王病院・三田病院を来訪

2015.10.22

10月22日に、ベトナム政府高官の健康管理を行う政府機関(特別委員会)「ベトナム健康管理委員会」の訪日視察団一行10名が、山王病院、山王メディカルセンター、三田病院の視察に訪れました。

今回の来日は、ベトナム政府高官の診察や治療、さらには遠隔診断等の国際医療協力の関係を結ぶのにふさわしい、日本の先進医療機関を視察することが目的で、予防医学センターを中心に視察しました。

同日夜には本学が主催して歓迎会を開催。高木邦格理事長、北島政樹学長、天野隆弘大学院長、松谷有希雄大学院教授、堤治山王病院長が出席し、グエン・クオック・クオン駐日ベトナム大使閣下にも特別にご出席をいただきました。

視察団のメンバーには、政府高官しか受診できない軍病院の副病院長等も含まれ、今後、これらの関係機関とも、さまざまな分野での国際医療協力・連携が期待されています。

モンゴル国立医療科学大学の学長が三田病院・山王病院を視察

2015.07.28

7月16日に高木邦格理事長がモンゴルを訪問し、モンゴル国立医療科学大学と大学間協定を締結しました。同大学のバタバタール学長が7月28日に、三田病院、山王病院を視察され、高木理事長、北島政樹学長と会談しました。

今回は、日本の無償資金協力で2017年末に建設することが決まっている同大学附属病院の入札およびJICAとの協議が目的で来日されました。本学との会談では、モンゴルにはまだ整備されていない診療放射線技師や臨床検査技師、また病院の経営管理ができる人材の育成を中心に、本学がどのように協力できるかにつき協議しました。

モンゴル国立医療科学大学との大学間協定を締結

2015.07.18

7月15日から18日の日程で、高木邦格理事長および佐藤禎一学事顧問、赤居正美副大学院長など本学の幹部がモンゴル国立医療科学大学と大学間協定を締結することを目的にモンゴルを訪問しました。

同大学は、モンゴルで唯一の国立医科大学です。協定の調印式は、今回のために特設されたモンゴルの伝統的な移動式住居「ゲル」の中で執り行われました。

ジャダンバ・ツォルモン元保健・スポーツ副大臣も参加される中、先方の代表であるアマルサイハン・バザル副学長より、「今回の協定を契機に、両大学の交流が深まることを祈っています。貴学から学ぶことは大変多いと期待しています」と挨拶されたのに対し、高木理事長は「人材育成、研修、教育を通じてモンゴルの医療に少しでも貢献していきたいと考えています」と返礼しました。 調印式後には、学生によるモンゴルの伝統楽器である馬頭琴の演奏が行われるなど、大変友好的な雰囲気でした。

ミャンマー保健大臣が来訪、医療協力推進について協議

2015.07.04

7月4日、ミャンマーのタン・アウン保健大臣が本学を訪問され、高木邦格理事長との間でミャンマーに対する本学による医療協力の推進について協議しました。

本協議では、「国際医療福祉大学医療協力研修センター」の開設や同センターにおける最新の医療機器の導入、作業療法士・言語聴覚士育成のための研修など多岐に渡って意見交換が行われ、リハビリテーション分野等における医療協力への合意書締結へ向けて大きな一歩が刻まれました。

なお、高木理事長が同大臣にお会いするのは、昨年11月のミャンマー訪問以来二度目です。建て替えが予定されているミャンマー国立リハビリテーション病院内に、本学によるリハビリテーションおよび先進的医療に係る研修センターを開設することが、すでにミャンマー保健省に承認されています。

協議に先立ちタン保健大臣は、山王病院、山王バースセンター、山王メディカルセンターを視察されました。山王病院から、堤治病院長、山沖和秀副院長、菊池潔副院長が同行し、院内をご案内しました。

今後のミャンマーと本学の医療協力の推進が一層期待されます。

元培医事科技大学より研修生を受け入れ

2015.06.29

6月29日から8月2日まで、台湾の元培医事科技大学ヘルスケアマネジメント学科の学部生、大学院生各1名を迎え入れ、短期研修を実施しています。今回の訪問は同大の要望によるもので、同大にとって開学50年来初めてとなる記念すべき海外研修ということです。

研修は約1か月間、大田原本校で医療福祉マネジメント学科の研修、日本語・日本文化研修など、複数の学科で多岐に渡ります。また、本学栃木・東京地区の医療福祉施設で実地研修も行うなど、本学の特色を生かした充実したプログラムとなっています。

6月30日の大学主催の歓迎昼食会では、糸山泰人副学長と元培医事科技大学の黄曉令国際長のご挨拶や本学と同大との交流の歴史の紹介、さらなる連携についての意見が交わされるなど、大いに盛り上がりました。最後に小林雅彦医療福祉学部医療福祉・マネジメント学科長が学生に激励の言葉を贈り、閉会しました。

学生からは、「短期間ですが、日本での体験を今後に生かせるようにさまざまなことを学びたいです」という声が聞かれました。

交流協定校クリスチャン大学から短期研修生を受け入れ

2015.05.16

5月7日から16日にかけて、本学の交流協定校のひとつであるタイのクリスチャン大学(CTU)から看護学部生5名および引率教員1名の計6名を、主に大田原キャンパスで受け入れました。この約1週間、一行は講義を受けたり、大学敷地内の風花苑やリハビリテーションセンター等の福祉施設を視察したりしました。

授業期間中の研修だったので、各授業担当教員に協力いただき、多くの既存のゼミや授業に参加することができました。看護学科の「老年看護」ゼミでは体験グッズを身に着けて高齢者を疑似体験し、理学療法学科では「バーチャル解剖学実習」へ参加し、「関連職種連携ワーク」の英語チームにも参加するなど、本学学生との交流を深めました。また、4月に開設した留学生別科の先生方のご協力で、日本語のレッスンと日本文化体験をしました。

最後の2日間は東京に移動し、新宿けやき園、三田病院、山王病院を視察しました。

クリスチャン大学は海外保健福祉事情の研修先でもあり、2012年度から本学の学生を派遣し、2014年度は夏期・冬期で合計40名の本学学生を受け入れていただきました。今後は同校からの本学受入数も増えていくことが予測され、在学生及び過去に研修に参加した学生や引率教員の継続的な交流が期待されます。

桃井眞里子副学長がオーストラリアで記念講演

2015.04.28

4月28日に、本学の桃井眞里子副学長がグリフィス大学(オーストラリア・ゴールドコースト)医療系学部に招かれ、同学部の教授陣を対象に記念講演を行いました。同大学は1971年設立の公立大学で、医療系学部としては、医学、看護学、薬学などの各学科を擁しています。本学とは2013年から交流が始まり、今年1月に協定を締結、学生および教員の相互派遣・共同研究の推進等に向けて継続的に協議を行っています。

桃井副学長の講演テーマは、「もう一つの脳の謎:自閉症(Mystery of Another Brain: Autism Spectrum Disorder)」。自閉症における分子病理学の研究成果等について講演されました。講演後は、DSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル」、アメリカ精神医学会、2013)で診断基準が改訂されたことによる研究への影響などについて聴講者から質疑があり、活発に意見が交わされました。

中国リハビリテーション研究センターの訪問団が本グループ施設を訪問

2015.04.16

4月中旬、日本政府が、「我が国の強みや魅力等の日本ブランド、日本的な『勝ち』への国際理解を増進」させる事業「JENESYS 2.0」の一環として、中国リハビリテーション研究センターの若手リハビリテーション専門職34名が、当グループの東京と福岡の施設を訪問しました。

同センターは、設立に当グループが深くかかわり、当グループの国際交流センターでもあるという深い関係があることから、李建軍センター長のご希望により、特に本学施設が見学先に選ばれました。 東京では、三田病院、山王病院、山王メディカルセンター、3月にオープンしたばかりの山王バースセンターを見学し、各病院の幹部が出迎えました。さらに三田病院では、リハビリに関するプレゼンテーションを実施。リハビリ患者の内訳や、リハビリセンターの体制などについて高い関心を寄せていました。

福岡では、高木病院、柳川リハビリテーション病院、福岡山王病院を見学。病院幹部からの挨拶とともに、高木病院では急性期棟を見学。先端医療機器の充実ぶりに驚きの声が上がりました。また、柳川リハビリテーション病院では、西日本で有数の広さを誇るリハビリ室等を視察。福岡山王病院では、回復期と急性期のリハビリの違いなどについて質問がありました。 全行程を終えた団長の李センター長は、「この経験は、必ず私たちの大きな刺激になると思います」と印象を述べられました。

チョーライ病院と予防医学分野の協力について合意

2015.04.03

本学は開学以来、ベトナム南部の基幹病院であるチョーライ病院と長年にわたり交流しています。毎年、本学学生を「海外保健福祉事情」の研修先として同病院へ派遣しているほか、同病院医師の短期研修の受入や、遠隔画像診断分野での協力も進めています。

この度、予防医学分野での協力を推進するため、同病院から、グエン・チュオン・ソン病院長ほか医師2名をお招きし、日本型の人間ドックについて学んでいただくため、福岡山王病院、高木病院、山王メディカルセンター、国際医療福祉大学病院等、本学・グループ関連病院等を視察していただきました。

また、チョーライ病院が現在建設を進めている外来検診の専用施設内において、今後、日本型人間ドックの共同運営を行うことについて、同病院との間で基本合意書を締結しました。 今後はこの基本合意に基づき、新しいメディカルセンター開設に向けた具体的な協議が進められるとともに、チョーライ病院から短期研修員の受け入れを行います。

ミャンマー、ベトナムより視察団を受け入れ

2015.04.03

本学はミャンマーやベトナムを対象とした医療協力を積極的に進めています。

今回、ミャンマーにおけるリハビリテーション分野での協力の一環として、3月23日から28日までの日程で、ミント・テイン、ヤンゴン地域担当社会大臣および国立リハビリテーション病院のヌエ・ヌエ・テイン病院長をはじめとした6名が来訪。高木病院、柳川リハビリテーション病院、福岡山王病院、国際医療福祉大学病院等を視察しました。ミャンマーでは、国立リハビリテーション病院の建て替え計画が進行中です。病院設計等に関しても、今後本学による協力が進められます。

また、ミャンマーではまだ職種として存在しない理学療法士や言語聴覚士の育成に関しても、教育カリキュラムの作成をはじめとした本学による協力が進められる予定です。それに伴い、大田原キャンパスにおいて本学教授陣から各分野に関する講義を実施しました。

さらに、ベトナムからは国立チョーライ病院に加え、先ごろ本学と学術交流協定を締結したハノイの国立バックマイ病院からも、グエン・クオック・アイン病院長をはじめとした6名が来訪。4月2日と3日の2日間にわたり、本学・グループ関連施設を視察しました。

今後も両国における医療水準の向上を目的として、研修員の受け入れをはじめとした本学による医療協力を推進する予定です。