大田原キャンパス

国際交流

INTERNATIONAL EXCHANGE

学生の国際活動支援

建学の理念の一つである「国際性を目指す大学」を具現するため、また、学生の強い要望に基づいて、多岐に亘る学生の国際活動支援が行われています。

学生の海外研修

本学の基本理念のひとつに、「国際的センスを備え、いかなる国の人々とも伸び伸びと協働できる真の国際人を育成すること」があります。 そのためのまたとない機会になっているのが、海外研修活動です。

約3ヶ月の国内事前研修の後に、夏休みや冬休みを利用し、現地の医療スタッフの指導のもと、患者さんのケアの補助やスタッフのお手伝いをしたり、 直接医療の現場に触れ、貴重な経験を積んでいきます。

ボランティア活動から始まった本活動も、現在では「海外保健福祉事情」という総合教育科目となり、大学としてもより充実したサポートを行っています。
※海外研修活動の実施国については、年度により変更になることがあります。

2015年度の研修国

ベトナム Cho Ray Hospital
University of Medicine and Pharmacy, Ho Chi Minh City
オーストラリア TAFE Queensland
Griffith University
中国 China Rehabilitation Research Center
台湾 Yuanpei University
タイ Christian University of Thailand
シンガポール Nanyang Polytechnic
ミャンマー University of Nursing, Yangon
アメリカ(ハワイ) University of Hawaii, Kapi'olani Community College
韓国 Konyang University
Inje University
Daegu Haany University

2015年度の参加者

<中国 北京市 中国リハビリテーション研究センターにて研修>
薬学部 薬学科2年 飯島 梨裕

親しんでいるくすりが違っても、人の役に立ちたい気持ちは同じでした。

漢方薬の知識を深めたいと思い、研修に参加しました。現地では多くの漢方薬が使われており、実際に処方せんをもとに調剤を体験させてもらいました。日本と異なる漢方薬の存在感や受け入れられ方を知る一方で、現地で働く薬剤師の方々の仕事ぶりに刺激を受けました。中国で漢方医学の理念や生薬について学んだことは、帰国後の授業への意欲と理解の手助けにつながりました。

<ベトナム ホーチミン市 ホーチミン市医科薬科大学ほかで研修>
小田原保健医療学部 作業療法学科3年 岩居 洋輝

文化や習慣の違いを体験して、視野が広がりました。

発展途上国の医療・保健事情を知ることで、日本の優れた点や国際的に貢献できることがわかるのではないかと思い研修に参加しました。さまざまな施設を見学したり、現地の医療を体験したり充実した研修でした。ベトナムでは作業療法士の存在が医療関係者にも浸透しておらず、日本のシステムや技術を広めることで、大きくリハビリ技術が進歩すると感じました。

<ミャンマー ヤンゴン市 ヤンゴン看護大学ほかで研修>
福岡看護学部 看護学科4年 太島 美咲

患者さんを安心させる笑顔は、世界共通です。

ミャンマーは地方にほとんど病院がありません。交通整備も不十分で病院に行くことさえ難しいことや、日本の病院に比べるとまだまだ衛生面に課題があるとわかり、医療環境をはじめ生活基盤の向上が必要だと感じました。また、語学力と同じくらい笑顔やジェスチャーの大切さに気づくことができたのも収穫です。日本で患者さんと接する時にも意識しようと思っています。

<アメリカ ハワイ州 ハワイ大学カピオラニ・コミュニティカレッジにて研修>
福岡保健医療学部 言語聴覚学科3年 平山 麟太郎

コミュニケーションの基本は積極性だと実感。

ハワイ大学カピオラニ・コミュニティカレッジでの語学研修では、英語でのコミュニケーション能力の向上に積極的に取り組みました。会話力の向上とともに、わからないことは聞く、自分の考えを伝えるといった基本的な姿勢が身につきました。施設見学では、医療サービスに格差が存在する状況を目の当たりにし、医療のあり方について考える良い機会となりました。

協定校との活動

国際的ネットワーク

本学は医療福祉系大学では珍しく、中国リハビリテーション研究センター(中国)、国立チョーライ病院(ベトナム)、ハワイ・フィラデルフィア大学(アメリカ)、マヒドン大学(タイ)、元培科技大学(台湾)、仁済大学(韓国)をはじめとする海外の大学・施設と活発に国際交流を進めています。

海外の大学との交流を通して、各国の医療・保健・福祉事情の特徴を学ぶと同時に、国際人として外国の方との接し方を身につける機会にもなっています。