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国際医療福祉大学・那須塩原市の共同記者会見について

国際医療福祉大学は1月19日、那須塩原市役所で同市と共同記者会見し、栃木県北の地域医療・福祉のニーズに応えるとともに、今春新設する医学部の臨床実習先となる国際医療福祉大学病院構内に、新たな病棟と研究棟、宿泊棟を建設することを発表しました。また本学グループの社会福祉法人邦友会が同じく病院敷地内に認定こども園を整備するとともに、同市が進めている老人保健福祉施設の公募への応募を予定していることも明らかにしました。これらを合わせた全体の事業規模は約100億円、新規雇用者は約250人にのぼる見込みです。
那須塩原市は同日、同市での1億円以上、新規雇用20人以上の投資案件などに対して新規の奨励金制度の創設を発表しました。本学の整備事業が適用第1号となる見込みで、記者会見した君島寛市長は「本市の魅力向上につながる取り組みでとてもありがたい。行政も連携していきたい」と述べました。
これに対して、大友邦学長は「本学は栃木県および那須塩原市とともに歩み、これからも地域との連携を大切に事業を進めていきます」と謝辞を伝えるとともに、桃井眞里子病院長は「地元の健康・福祉に尽力を続けているところですが、この整備事業で一層の努力を図りたい」と病院の新規整備を通じて、地域医療を一層充実させることを強調しました。

国際医療福祉大学病院は栃木県からすでに55床の増床許可を得て、400床を超える特定機能病院をめざしていますが、今年4月に入学する本学医学部の第1期生が4年次となる2020年から臨床実習を開始するにあたり、本院としての中核的な役割を担う臨床実習先となる予定です。毎年70人の医学生が実習で滞在するため、病棟の増築にあわせて教育用の研究棟、宿泊棟を新設するものです。
これらの計画推進で国際医療福祉大学病院の医療環境が充実され、地域医療へより一層の貢献を図ることになります。宿泊棟はホテル機能を備えており、医学部生だけでなく、一般宿泊客も受け入れ、当地域で不足している宿泊機能を充実させます。
国際医療福祉大学病院では、当院の子育て世代の職員のため託児室を併設しているものの規模が小さく、那須塩原市内の保育園や認定こども園では待機児童数が多く、入所が難しい職員もおり、子育て世帯の採用や育休明けの職場復帰等に大きな課題を抱えています。その対策として、邦友会が同市で策定している保育園整備計画に基づき、このたび「西那須認定こども園」を整備します。
邦友会は那須塩原市が「高齢者が住み慣れた地域で健やかにいきいきと暮らせるまちづくり」を基本理念に掲げ進めている那須塩原市高齢者福祉計画に基づき、那須塩原市老人保健福祉施設の公募への応募も予定しており、周辺地域における高齢者の施設入所待機者の解消に努め、社会福祉の一助となるよう計画を進めていく予定です。
こうした事業規模100億円規模の投資や250人の新規雇用、宿泊施設の整備などで、これからも地域産業界への経済波及効果と那須塩原市のまちづくりにおけるパートナーとしての役割を十分果たしていきます。

具体的な内容は以下のとおりです。

国際医療福祉大学病院 施設拡充の概要
 
1)国際医療福祉大学病院 病棟 建築工事(G棟建築)
  ・施工期間   平成29年度~30年度
  ・施設規模   病棟10,000㎡ 6階建て
  ※55床の増床予定
2)国際医療福祉大学病院 研究棟 建築工事
  ・施工期間   平成29年度~30年度
  ・施設規模   研究棟3,000㎡ 5階建て
3)国際医療福祉大学病院 宿泊棟 建築工事
  ・施工期間   平成29年度~30年度
  ・施設規模   宿泊棟5,300㎡ 5階建て
  ※1階はレストラン、大浴場、セミナー室など。2~5階は客室116室

社会福祉法人 邦友会の 整備計画 
 
1)「西那須認定こども園」(仮称)整備工事
  ・施工期間   平成28年度~29年度
  ・施設内容   定員135人、幼保連携型認定こども園 1,420㎡
2)特別養護老人ホームの増床計画案
  ・計画内容   那須塩原市高齢者福祉計画に基づく計画書の策定中
  ・計画年度   平成29年度~30年度予定


国際医療福祉大学     http://www.iuhw.ac.jp/index.html
国際医療福祉大学病院   http://hospital.iuhw.ac.jp/index.html
国際医療福祉大学グループ http://www.iuhw.ac.jp/ihwg/guide/index.html