本学の高木邦格理事長が大田原市の名誉市民に
国際医療福祉大学の高木邦格理事長が7月24日、大田原市から市の発展に多大なる貢献をしたとして名誉市民推挙式が行われ、名誉市民章が贈られました。
名誉市民推挙式は市内のカシマウエディングリゾートで開催され、津久井富雄市長をはじめ、関係者約60人が参加。津久井市長は「高木様は平成7年4月、本市に日本初の医療福祉を専門とする総合大学であります国際医療福祉大学の理事長として同大学を設立・開学され、現在では3学部8学科に4000人を超える次世代を担う学生が勉学に励んでおり、名実ともに国内における医療福祉の先進的な大学であります。大田原市内への就職者数は500人を超え、栃木県内へも4000人を超える医療福祉分野の優秀な人材を輩出されています」とあいさつし、高木理事長の功績をたたえました。
これに対して高木理事長は「国際医療福祉大学の23年にわたる活動や附属・関連施設の地域における活動、教職員や学生に対するご評価だと受けとめ、大学全体でお受けするという気持ちから、ありがたくお受けすることにいたしました」と述べました。
高木理事長は、栃木県とは平成2年に開設した介護老人保健施設・マロニエ苑をきっかけに信頼関係が生まれたことを紹介。「医師のトップダウンですべての治療方針が決定された時代から、チーム医療が重視される時代になり、医師と対等に議論ができる医療福祉専門職の育成が必要になってまいりました。その時まさに大田原市も大学誘致を検討されており、各職能団体と協力し、県や市と協力しながら開学いたしましたのが国際医療福祉大学です。国際医療福祉大学がここまで発展いたしましたのは、大田原市や市民の皆様が本学を大切に想ってくださり、日本を代表する大学のひとつに育てていただいた賜物だと思っております。本日の推挙式にあたって、むしろ私の方が大田原市や市民の皆様、栃木県や県民の皆様に感謝しなければならないのだと思っております」と感謝の気持ちを述べました。
同市の名誉市民は人間国宝の竹工芸家、藤沼昇氏以来5年ぶり10人目となります。
津久井市長(左)から名誉市民推挙状を受け取る高木理事長