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丸山純人講師と山尾天翔さんが第75回日本放射線技術学会総会学術大会において受賞しました

2019.04.26

この度、第75回日本放射線技術学会総会学術大会において保健医療学部放射線・情報科学科の丸山純人講師が学会最高の栄誉である JSRT CyPos賞プレジデントアワードを受賞、また大学院生の山尾天翔さんもJSRT CyPos賞ブロンズアワードを受賞しました。

【受賞者の研究概要とコメント】

●丸山純人 保健医療学部 放射線・情報科学科 講師
受賞テーマ
An analysis of brain activation timing using high temporal resolution fMRI

研究概要
functional MRI(fMRI)は非侵襲的な脳機能計測法であり、認知課題や運動課題を行った時の脳の賦活部位を同定することが可能です。本研究では、高い時間分解能をもつfMRIデータを用いて複数時相の賦活マップを作成することで、賦活部位だけでなく、賦活タイミングの違いを描出する解析法を考案し、利き手の掌握運動時における賦活部位の賦活タイミングの違いを描出することに成功しました。

受賞にあたってのコメント
このような賞をいただくことができて、大変光栄に思います。本研究の成果は、今後、脳機能回復の予後予測やリハビリテーションの効果判定などに応用できると考えており、より一層研究に励んでいきたいと思います。


●山尾天翔 国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科保健医療学専攻 放射線・情報科学分野
受賞テーマ
Validation of quantitative methods using Centiloid scale for Tau imaging with 18F-THK5351

研究概要
アルツハイマー型認知症の新しい画像診断としてタウPETイメージングが注目されていますが、その評価方法は確立されていません。そこで本研究では近年開発されたCentiloid scaleを利用して、タウPETイメージングの標準的定量法の検証を行いました。

受賞にあたってのコメント
昨年に引き続き、本年度も大学院での研究成果がCyPos賞を頂きまして大変嬉しく思います。日頃よりご指導を賜りました指導教官の三輪先生、共同研究者の皆様に心より深謝申し上げます。