大田原キャンパス

学科トピックス

那須町の中学校で作業療法学科3年生がソーシャルスキル授業

2019.10.08

大田原キャンパスの保健医療学部作業療法学科の3年生男女12人が10月3日、栃木県那須町立那須中央中学校を訪れ、2年生約120人に「ソーシャルスキル」と呼ばれる、人間関係の築き方や、人との関わりで起きるトラブルへの対処法などについてボランティア授業を行いました。
授業では学生が「トラブルが起きた時にどう考え、どういう手順で解決していけばいいのか」という説明をした後、生徒らが学生の指導でお互いに対話しながら、怒りの気持ちを抑え、感情をコントロールする方法や、失敗した原因や謝り方などを学んでいました。
授業を受けた生徒は、「仲直りする方法を知れてよかった」。教えた学生は「普段気づかない視点を見つけるなど、中学生と一緒に楽しく授業ができ、学びの多い時間だった」と話していました。
この取り組みは、11月に同中が同町内や周辺の企業、福祉施設などで5日間行う職場体験学習に向けた研修のため、本学に協力を要請されました。教師より年齢の近い大学生に教わることで、中学生がソーシャルスキルを身近に感じてもらうことをめざしています。学内で選出された12人は、事前にソーシャルスキル研修を受けてから授業に臨みました。当日は4クラス(各約30人)に学生3人ずつが分かれて学生主導の参加型講義を行いました。この模様は、3日のNHK640 で放映されました。