お年寄りと書き初め 作業療法学科「隠居プロジェクト」
大田原キャンパスの保健医療学部作業療法学科の学生が地域のお年寄りと食事や催しで交流する今年1回目の「隠居プロジェクト」が1月25日、栃木県大田原市須佐木地区の公務員、戸村一郎さん方の離れで行われ、書初めなどで楽しみました。今回、同学科から参加したのは2~4年次の学生10人。地元のお年寄り12人や那須塩原市の地域生活支援センター「ゆずり葉」の8人など計25人の方々と親睦を深めました。
4年生の吉良知映さんは、「全員合格」と書いて作業療法士国家試験合格への決意を表明。「次第に輪が広がって参加者が増え、後輩にも引き継げてうれしい。自然に会話が弾むのがここの良さ。卒業しても遊びに来たい」と話していました。
お年寄りたちは「何十年ぶりかな」と言いながら筆を握りました。齋藤マリ子さん(82)は「入院していたので、健康を願った。ここに来ると元気になる」と、「健康第一」との書を披露しました。北條ハツエさん(86)は参加者に切り干し大根炒めを振舞い、「普段は家から出ないので、ここで学生と話すのが楽しみ」と楽しそうに笑っていました。
同プロジェクトは2016年末から毎月行っています。2月は、学生たちの国家試験合格を願って豆まきをする予定です。