大田原キャンパス

学科トピックス

3年次「PTスキルⅢ」で学ぶ臨床技術:患者様と向き合う実践力を養う

2024.05.24

 国際医療福祉大学 理学療法学科 大田原キャンパスでは、3年生の「PTスキルⅢ」において、理学療法の実践に不可欠な臨床技術を修得する講義と技術演習を実施しています。本講義では、寝返り・起き上がり、移乗動作、歩行、歩行補助具の4つのブースに分かれて、それぞれ基本的な技術から臨床応用までを学修していきます。

移乗動作ブース:患者様への配慮と安全な介助を学ぶ
 実際の患者様を想定した模擬患者を用いて、ベッドから車イスへの移乗動作を練習します。教員が模擬患者となり、移乗の際に注意すべきポイントや安全な介助方法を指導します。学生同士で練習を通して、患者様の状態に合わせた個別対応の重要性を学びます。

歩行ブース:人の歩行メカニズムと病態分析を理解する
 人の歩行動作を分析し、関節や筋肉の働きを理解していきます。学生は自分の歩いている時の足の動きを動画で確認しながら、歩行のメカニズムを学びます。さらに、脳卒中やパーキンソン病などの病気における歩行の特徴についても理解を深め、病態に応じた理学療法アプローチを検討していきます。

 「PTスキルⅢ」における技術演習を通して、学生たちは理学療法の基礎的な技術を修得するだけでなく、患者様への観察力、コミュニケーション能力、問題解決能力などを磨き、患者様と向き合う実践力を養っていきます。