大田原キャンパス

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学問の象徴、楷の木_国際医療福祉大学に新たな息吹を

2024.09.03

皆さんは楷(かい)の木をご存知でしょうか。楷の木は「学問の木」「教育の木」「孔子の木」とも呼ばれ、学問に関係する場所に植えられることが多い樹木です。国際医療福祉大学大田原キャンパスにも1997年に2本植樹されましたが、そのうち1本は残念ながら枯れてしまいました。
楷の木は、儒学の祖である孔子の墓地に弟子たちによって植えられたもので、その歴史は約2500年前にさかのぼります。日本には大正4年に白沢保美博士(林業試験場長)によって中国から持ち帰られ、足利学校、閑谷学校、多久聖廟などの学問の場に寄贈されました。それ以来、天満宮や大学などの学問に関わる場所に広く植えられるようになりました。また、楷の木には銀杏と同様に雄木と雌木があり、2本セットで植えられることが一般的です。
今回、福岡国際医療福祉大学の丸山仁司副学長(元大田原キャンパス、理学療法学科学科長)は、学問の木としての象徴性に加え、栃木にある国際医療福祉大学が「保健医療福祉の発祥の地」となることを願い、もう1本を寄付されました。そして9月2日に新たに植樹されました。
大田原キャンパスで学ぶ理学療法学科の学生たちが、この楷の木のもとに集い、木と共にすくすくと成長するよう祈っております。