大田原キャンパス

学科トピックス

JRC2025に参加してきました!

2025.05.02

 2025年4月10日~13日にパシフィコ横浜で開催された、JRC2025に参加してきました。JRC2025は、日本放射線技術学会、日本医学物理学会、日本医学放射線学会、一般社団法人日本画像システム工業会の4団体が毎年開催している、日本最大の放射線医学関係の学会です。
 私は今回、研究発表やランチョンセミナー、機器展示を見てきました。研究発表では、本学からは大学院生である近藤大祐さんが「Development of a modified LET-TCP model for carbon ion radiation therapy of head and neck adenoid cystic carcinoma」というタイトルで研究発表を行っていました。非常に堂々とした発表で、私もいつかこのような舞台で発表してみたいと強く思いました。他に、他大学や病院等から多くの発表がありましたが、発表の内容は私にとっては難しく、理解することが困難でした。しかしながら、研究のテーマについては興味深いものばかりで、今後自分の研究を行う上でとても参考になりました。
 ランチョンセミナーでは、病院で働く医師による講演があり、画像診断の技術について学ぶことができました。診療放射線技師は実際に画像診断することはできませんが、画像を見て医師の診断の補助をすることはできるので、私が技師として働くようになった時の参考にしたいと思いました。機器展示では、各医療機器メーカーが開発した最新の装置を見ることができました。また、各メーカーの担当者の方から装置についての説明もしていただきました。メーカーの方は、学生からの質問にも丁寧に対応してくださったので、とても有意義な時間を過ごすことができました。
 学会について、みなさんはどのような印象を持っていますか?参加するハードルが高いと感じている人は多いと思います。正直、私も学会に対してはネガティブなイメージを持っていました。しかしながら、実際に学会に参加してみると、自分の知らない知識や技術に触れることができるので、自分自身の視野が広がるような体験ができ、とても楽しかったです。この学会は、本学からも毎年多くの学生が参加しています(写真左)。1日参加するだけでもかなりの充実感が得られると思います。少しでも学会に興味がある人は来年、ぜひ参加してみてください!

(八鍬悠大、河野良介)