大田原キャンパス

学科トピックス

沢谷洋平講師の研究成果がGeriatrics & Gerontology Internationalに掲載されました

2025.11.04

 この度、沢谷洋平講師の研究成果が日本老年医学会の英文誌であるGeriatrics & Gerontology International(インパクトファクター 2.5)に掲載されました。タイトルは「Optimal Calf Circumference Cutoff Values in the Mini Nutritional Assessment Short-Form Based on Usual Walking Speed Decline in Older Adults Requiring Long-Term Care/Support」です。本論文は、大学関連施設である「にしなすの総合在宅ケアセンター」で実施された共同研究の成果です。

【論文概要】
在宅で生活する要支援・要介護高齢者を対象に,通常歩行速度の低下と栄養状態を評価する指標であるMini Nutritional Assessment Short-Form(MNA-SF)との関連を分析しました.MNA-SFの評価では,従来の方法に加え,下腿周囲長をGlobal Leadership Initiative on Malnutrition(GLIM)基準およびAsian Working Group for Sarcopenia(AWGS)基準のカットオフ値に置き換えた評価も実施しました.その結果,下腿周囲長を用いたMNA-SF評価において,GLIM基準やAWGS基準を採用することで,高齢者の機能低下との関連がより明確になる可能性が示されました.


本論文の内容は、以下リンクよりご覧いただけます。
Geriatrics & Gerontology International
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ggi.70193