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理学療法学科 専門研究に挑戦!「江戸走り」を3次元動作分析システムで科学的に解明

2025.11.25

理学療法学科では、2年生の後期に開講される演習授業「運動学実習Ⅱ」を通して、早い段階から学生が研究に触れる機会を設けています。学生たちは各自の興味関心に基づきグループを編成し、実際にテーマ設定から研究実施までを行います。

現在進行中の研究テーマの中で、特に注目を集めているのが、日本の伝統的な走り方である江戸走り(ナンバ走り)の動作分析チームです。飛脚や武士が用いていたとされる江戸走りは、「着物での動作に適している」「疲れにくい」といった特徴が語られますが、そのメカニズムの科学的な解明は途上にあります。SNSなどで話題となっているこの伝統的な走り方を、本学の学生たちが研究対象としました。
今回、江戸走りの研究や情報発信の第一人者である大場克則氏が本学に来校しました。学生チームと教員が本学の3次元動作分析システムを使用して、大場氏の江戸走りの動作測定を行いました。普段はアスリートや患者様の動作分析に使う最先端のシステムを活用し、伝統的な動作を精密にデータ化。学生たちは、この貴重な測定データに基づき、江戸走りの動作特性や効率性について、今後の研究を進めていきます。

理学療法学科では、最先端の研究環境と専門的な授業を通じて、学生が主体的に学び、研究に基づいた思考力と臨床応用力を早期に養うことができます。