大学院修士1年生 村田光基さんが国際学会で発表しました
2025年10月23日から26日にかけて、広島国際会議場で行われた「日本放射線影響学会 第68回大会」と「The 6th Asian Congress of Radiation Research」の合同大会にポスタープレゼンターとして参加させていただきました。この学会は、国際学会であり日本人だけでなく外国籍の研究者が多く参加するものでした。そのため、英語でのポスターの作成が必要となりました。初めての学会での発表が国際学会であることに非常に緊張しましたが、貴重な経験を得ることができました。
初めに、印象に残ったこととしてポスターを英語で作成することの難しさでした。大学院に上がるまでは、英語を使用する機会がなかったのでゼロからのスタートでした。そのため、論文を読む際は、翻訳ソフトを用いずに紙の辞書を片手に少しずつ読み進め英語力を鍛えていきました。このように身につけた英語力で、実際にポスターを作成してみたところ非常に硬い英語ばかりになってしまいました。しかし、指導教員である仲田先生のご助力をいただき、なんとか完成させることができました。
ポスター発表の当日は英語の質問が来ても良いようにいくつか対策等をしていました。そのおかげで、落ち着いて発表に励むことができました。
学会では、私と同じように放射線生物学を研究する診療放射線技師の方と交流することができました。診療放射線技師の中で、この分野の研究をしている方は非常に少ないため大変貴重なご縁を結ぶことができ、嬉しく思いました。また、この方もポスター発表していたため、互いにポスターについて意見を交わすことができました。
今回の学会を通して、研究を発表することの難しさとやりがいの両方を実感しました。英語での発表準備は大変でしたが、その分だけ得られるものも多く、今後の大きな自信につながりました。これからも研究を一歩ずつ積み重ね、再び学会で成果を発表できるよう努力を続けていきたいと思います。
(RT修士1年 村田光基・指導教員:仲田栄子)
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