健康に関すること
内容 | 窓口 |
---|---|
けがをした、急病になった | 学生課 (G棟) |
学内や通学中にけがをしたので保険の適用を受けたい | |
健康について相談したい | 健康管理室 (国際医療福祉大学クリニック) |
- 詳しくは、各窓口へ直接おたずねください。
国際医療福祉大学クリニック診療科目、担当医、休診日はこちらから確認できます。
国際医療福祉大学 学生健康診断
学生健康診断について
学生健康診断は、「学校保健安全法」に基づいて毎年実施しており、全員必ず受診する必要があります。
健康診断の目的は、病気の早期発見(スクリーニング)と予防、そして健康の保持増進です。
国際医療福祉大学は、医療福祉の専門職を養成する大学です。本学に在籍する学生は、健康管理に対する意識を高く持ち、毎年受ける健康診断の結果を自らの健康作りに役立てましょう。
心身共に健康な毎日が、充実した学びと有意義な学生生活につながります。
学生健康診断の時期と項目
学生健康診断は、学年、学科により検査項目と受診日程が異なります(表1参照)。 4月から7月初旬間の毎週土曜日に3クラス程度を割り当てます。例年、就職・実習で健康診断書が必要になる高学年から低学年の順で実施されます。 大学で決められた日程で必ず受診をしてください(費用負担はありません)。
体調不良、冠婚葬祭、就職活動等を理由とする場合、予備日への振替が可能です。 決められた日程での受診が難しい場合は、早めに学生課に相談をしてください。
- 予備日受診は人数制限があります。申し込み順に希望枠が埋まります。
定期健康診断の当日、来所ができなくなった場合は、クリニック健康管理室(Tel: 0287-24-1249)まで連絡をしてください。 - 大学で決められた日程での受診を希望しない場合、受診をしなかった場合は、原則、自費で受診し、原本を学生課に提出していただきます(提出締切7月末日まで )。
【表1】
項目 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 大学院 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般検査 | 身長・体重 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
視力 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
聴力 | ● | ● | ● | |||||
血圧 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
血液検査 | 白血球数 | ● | ● | 放射線・ 情報科学科 |
● | |||
赤血球数 | ● | ● | 放射線・ 情報科学科 |
● | ||||
血色素量 | ● | ● | 放射線・ 情報科学科 |
● | ||||
ヘマトクリット | ● | ● | 放射線・ 情報科学科 |
● | ||||
血小板数 | ● | ● | 放射線・ 情報科学科 |
● | ||||
総たんぱく | ● | ● | ● | |||||
総ビリルビン | ● | ● | ● | |||||
直接ビリルビン | ● | ● | ● | |||||
GOT / GPT | ● | ● | ● | |||||
総コレステロール | ● | ● | ● | |||||
血清鉄 | ● | ● | ● | |||||
TIBC(総鉄結合能) | ● | ● | ● | |||||
クレアチニン | ● | ● | ● | |||||
e-GFR | ● | ● | ● | |||||
HBs抗原 | ● | ● | ||||||
血液像 | 放射線・ 情報科学科 |
放射線・ 情報科学科 |
||||||
尿検査 | 尿蛋白 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
尿糖 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||
尿潜血 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||
生理機能検査 | 心電図 | ● | ||||||
X線 | 胸部 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
問 診 | ●(問診表記載のみ) |
- ★大学院生
勤務先(会社など)で健康診断を受けられる方は、受診結果を学生課へ提出してください(健康診断書氏名欄の上部に、学籍番号を明記する)。その場合は本学の定期健康診断を受診しなくても結構ですが、大学で健康診断証明書を発行することはできません。
各検査で分かること
- 1)血液検査(1年・3年・5年)
血液一般、血液生化学検査などの血液データから肝機能、腎機能、貧血、脂質異常の有無などを 調べます。 - 2)身体測定
肥満や低体重(やせ)のチェックを行います。 - 3)胸部X線検査
青年期の肺結核は増加傾向にあり油断できません。また、胸部の腫瘍・自然気胸・その他の肺・気管支疾患が発見される場合もあります。心臓の大きさや形の診断、側弯症などの脊椎の異常の診断の参考にもなります。 - 4)検尿
尿中の蛋白、潜血、糖の検査をし、糖尿病や腎臓、泌尿器疾患の有無などを調べます。 - 5)血圧測定
高血圧や低血圧の有無を調べるために血圧測定を行います。 - 6)視力測定
視力を測定します。 - 7)聴力測定(1年・3年・5年)
オージオメーターを使用し聴力を測定します。 - 8)心電図検査(1年)
心臓の動きを電気的な波形に現わして記録し、それによって心臓の状況を把握します。 - 9)問診票による自覚症状、既往歴の調査
自覚症状、既往歴を調べ医師が診断に反映します。 - 10)特殊健康診断
学生健康診断に合わせて 実験・研究などで電離放射線を扱う学科には電離放射線健診を行います(放射線・情報科学科3年・4年)。 - 11)T-SPOT検査(1年) ※2021年度以降は入学前検査
結核感染や感染の既往がわかる検査です。
学生健康診断を受けなかった場合
- 〇未受診分を自費で受診するよう指示いたします。
※ 1年生は検査項目が多い為、学生健康診断としての必須項目のみで8,300円の負担となります - 〇未受診者及び他の医療機関で受診をした者は、大学窓口で各種健康診断証明書(学外実習・就職活動・奨学金・海外研修・資格取得・アルバイト用)の発行はできません
- 〇学生定期健康診断を受診しなかった場合、結核・腎臓病・高血圧・糖尿病など、自覚症状のない慢性疾患の発見が遅れて学生生活に支障を来たしたり、就職活動時に最良の健康状態で活動できなくなったりすることがあります。
学生健康診断の結果通知
結果報告は受診後3週間~1か月後に所属学科から個人名の封書を配布致します。
再検査通知書が同封されている場合は、早めにクリニックにて再検査を受けてください。病気の早期発見、早期治療に役立てましょう。必要時、医師よりさらに専門医療機関への紹介がなされます。また生活習慣の改善が必要な場合には保健師による保健指導が実施されます。
【重要】 抗体価検査について
抗体価(感染症に関する免疫)が少ない方は、学外実習や就職に支障がでる場合があります。
1年生(2021年度から入学前検査)で行った抗体価値検査の数値は、自分の体の免疫保持状況がわかるものです。
数値の低いものは感染症に罹患しやすいため、個人で予防接種を受け、実習や就職に備えてください。
そのためにも1年次の検査結果はなくさず手元に保管をすることを勧めます。
- Q.ウイルス抗体価検査とはどんな検査ですか?
- A.少量の血液から麻しん・風しん・水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(ムンプス・おたふく風邪)、B型肝炎などさまざまな感染症の抗体価を調べることができる検査です。抗体価が低いと感染リスクが高まるため、学外実習の受け入れを断る病院・施設が増えています。実習前に数値の足りない抗体に対する予防接種を行い、感染症リスクを減らす必要があります。予防接種は、クリニック及び各医療施設にて事前予約を行い、計画的に接種する必要があります。
≪抗体価が少なくワクチン接種が必要な学生の皆さん≫
- 1)ワクチン接種希望の方は、まず医療機関に予約をいれましょう。
大田原キャンパス内にある国際医療福祉大学クリニックでも、接種が可能です。予約方法は学生課からメールでご案内します。 - 2)麻しん、風しん、水痘、流行性耳下腺炎(ムンプス・おたふく風邪)の抗体価が低い場合は、追加接種が必要です。
生ワクチンから次の生ワクチンの接種を受けるまでは、27日以上の間隔をあける必要があります。 - 3)B型肝炎ワクチンは0か月・1か月・6か月の3回ワクチン接種が必要です。
2022年度入学生より、学科ごとにB型肝炎の集団接種を計画しております。学科教員の指示に従ってください。
ウイルス抗体価 判定基準表
※はしかに対する抗体の有無が確認できる検査
麻しん (はしか) |
方法 | 十分な免疫なし(基準に満たない) | 十分な免疫あり | |
---|---|---|---|---|
(-) | (±) ~ (+) | (+) | ||
IgG-EIA法 | 2.0未満 | 2.0~15.9 | 16.0以上 |
※風疹に対する抗体の有無を確認できる検査
風しん | 方法 | 十分な免疫なし(基準に満たない) | 十分な免疫あり | |
---|---|---|---|---|
(-) | (±) ~ (+) | (+) | ||
IgG-EIA法 | 2.0未満 | 2.0~7.9 | 8.0以上 |
※水ぼうそうに対する抗体の有無を確認できる検査
水痘 (水ぼうそう) |
方法 | 十分な免疫なし(基準に満たない) | 十分な免疫あり | |
---|---|---|---|---|
(-) | (±) ~ (+) | (+) | ||
IgG-EIA法 | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0以上 |
※おたふく風邪に対する抗体の有無が確認できる検査
流行性 耳下腺炎 (ムンプス、 おたふく風邪) |
方法 | 十分な免疫なし(基準に満たない) | 十分な免疫あり | |
---|---|---|---|---|
(-) | (±) ~ (+) | (+) | ||
IgG-EIA法 | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0以上 |
※B型肝炎に対する抗体の有無が確認できる検査
HBs抗体 | 方法 | 十分な免疫なし(基準に満たない) | 十分な免疫あり |
---|---|---|---|
陰性 | 陽性 | ||
PHA法 | 8倍未満 | 8倍以上 | |
CLIA法 | 10.0mIU/mL未満 | 10.0mIU/mL以上 | |
CLEIA法 | |||
IgG-EIA法 |
※B型肝炎感染の有無を確認できる検査(3、5年次の学生健康診断で検査予定)
HBs抗原 | 方法 | B型肝炎ウイルスキャリアの 可能性あり |
B型肝炎ウイルスは 保持していない |
---|---|---|---|
陽性 | 陰性 | ||
CLEIA法 | 0.005IU/mL以上 | 0.005IU/mL未満 |
T-SPOT(結核)検査
結核感染の早期発見の手法が、ツベルクリン、胸部X 線検査から、T-SPOT検査に変わりました。
T-SPOT 検査が「陽性」となった場合は、至急、内科外来を受診する必要があります。
また、「判定保留」、「判定不能」、「判定不可」の場合には、3か月後に再検査を受けてください。
国際医療福祉大学病院実習における抗体価検査結果情報について
国際医療福祉大学病院の実習では、院内感染防止規定により、実習に行く学生の抗体価が感染症の予防に充分であることをあらかじめ文書で提出することになりました。
国際医療福祉大学クリニック健康管理センターは、学生健診での感染症の抗体検査結果を実習の事前準備として大学・所属学部実習担当と情報共有いたします。同意しがたい場合は健康管理室へお申し出ください。お申し出がない場合には同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。またこれらのお申し出は後からいつでも撤回・変更することができます。