医学検査学科(2025年4月 開設)
4年間の学修のながれ
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【1年次】基礎的な医学知識の学修とともに幅広い教養を身につけます
医療への理解を深める専門基礎科目や臨床検査学を学ぶうえでの意識を高める専門科目に加え、大学生・社会人として備えておくべき幅広い教養を深める学修を行います。
大学入門講座 -医療人・社会人として成長するために-、我が国の社会福祉・医療保障政策の知識、医療必修-医療の倫理とプロ意識・医療情報-、コンピューターの基礎、データリテラシー、化学、英語講読1・2、英語CALL1・2、英語会話1・2、コミュニケーション概論、法と道徳・倫理、マスメディア論、ボランティアコーディネート論、手話入門、郷土論~栃木学~、メディカルマナー入門、解剖学Ⅰ・Ⅱ、生理学、病理学、生化学、医用工学・情報概論、一般検査学、遺伝子検査学、臨床検査基礎演習、入門細胞診断学演習 ほか
学内実習
臨床検査学の導入科目として生化学と生化学実習を学び、学内実習をとおして体内の代謝と生体成分の分析法の基礎を学びます。また試薬、装置の取り扱いを身につけます。
■時期:後期
■場所:生化学・免疫・臨床化学・公衆衛生・遺伝子実習室
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【2年次】講義や学内実習により、臨床検査学の専門知識・技術を学修します
臨床検査学に関する専門基礎知識と技能を学修するとともに、臨床現場で応用できる専門技能を修得します。チーム医療・チームケアを学ぶ「関連職種連携論(必修科目)」や約2週間の海外研修を行う「海外保健福祉事情(選択科目)」、数理・データサイエンス・AI教育となる「医療データサイエンスⅠ・Ⅱ(選択科目)」を学ぶことができます。
医療データサイエンスⅠ・Ⅱ、英語講読3・4、英語会話3・4、海外保健福祉事情、関連職種連携論、公衆衛生学、救急医学、リスクマネジメント論、電子カルテシステム入門、組織学演習、臨床医学概論、内科学、検査機器学・情報システム学総論、病理検査学、細胞診断学、血液検査学Ⅰ・Ⅱ、微生物検査学Ⅰ・Ⅱ、免疫検査学、輸血・移植検査学、生理検査学Ⅰ・Ⅱ、超音波・MRI検査学、臨床検査統計学、細胞診断学実習、一般検査学実習、臨床化学検査学実習、遺伝子検査学実習、超音波・MRI検査学実習、医療安全管理学演習、細胞診断学演習Ⅰ・Ⅱ、生殖補助医療胚培養学 ほか
学内実習
生理学としての心電図などの生理検査学実習Ⅰ、形態系実習として細胞診断検査学実習、医動物検査学実習、定量系実習は遺伝子検査学実習を行います。
■時期:前期・後期
■場所:生化学・免疫・臨床化学・公衆衛生・遺伝子実習室および細菌・病理・血液実習室
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【3年次】臨地実習を通して臨床検査技師としての実践的技術を修得します
臨床現場で応用できる臨床検査学のより実践的な専門知識と技能を修得し、3年次後期に11週間にわたる学外臨地実習を通して医療人としての社会的対応力や実践的知識・技能を修得します。
多職種連携の重要さと実際の関わり方を修得する「関連職種連携ワーク」や臨床検査技師としての探究心と課題解決のための能力を身につける「臨床検査研究論」を学ぶことができます。病理検査学実習、血液検査学実習、微生物検査学実習、輸血・移植検査学実習、生理検査学実習、先進臨床検査技術学、精度管理学、臨床検査研究論、循環動態画像診断学、臨床検査診断学(Reversed-CPC)Ⅰ(基礎)、客観的臨床能力試験、臨床検査特論Ⅰ(応用)、臨地実習、細胞診断学演習Ⅲ・Ⅳ、遺伝子分析科学演習Ⅰ(基礎) ほか
臨地実習
病院で、検査受付・採血、一般検査、血液検査、免疫検査、生化学検査、細菌検査、遺伝子検査、病理検査、輸血検査、生理検査、解剖を経験します。
■時期:11週間
■場所:附属病院、栃木県内の協力病院、東北・関東地区の大学病院、基幹病院など
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【4年次】卒業研究やコース履修により専門性を高めるとともに国家試験対策に取り組みます
これまでに修得した臨床検査学の専門知識・技術を活用して、更なる臨床応用力を修得します。
科学的根拠に基づいて問題解決能力を修得する「臨床検査診断学(R-CPC)」、「卒業研究」や複数の資格取得をめざす学生のための4つのコース〔細胞検査士養成コース、遺伝子分析科学認定士(初級)養成コース、胚培養士養成コース*、医用質量分析認定士養成コース〕が用意されています。
また、関連職種連携教育の総まとめとなる「関連職種連携実習(選択科目)」では、実際の臨床現場において実践的にチーム医療・チームケアを学びます。*胚培養士になるためには臨床検査技師国家資格を取得後、認定学会に所属し、一定期間の臨床実務経験が必要になります。
関連職種連携実習、卒業研究、臨床検査特論Ⅱ(発展)、臨床検査診断学(Reversed-CPC)Ⅱ(応用)、臨床検査質量分析学演習、遺伝子分析科学演習Ⅱ(実践)、生殖補助医療胚培養学演習 ほか