大田原キャンパス

作業療法士ってなに?

作業療法士は国家資格です

わが国の作業療法士が国家資格をもつリハビリテーション専門職として誕生してから50年が過ぎ、現在の作業療法士数は50,000人を超えています。作業療法士の活躍の場は、病院や施設だけでなく、身近な地域生活の場所にも広がり、その領域は身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、高齢障害などで、今後もますます必要とされる仕事です。


作業療法士は、「身体または精神に障害がある人」あるいはその「障害が予測される人」が「自分なりの生活を獲得」できるように、医学的な根拠に基づいて分析されたさまざまな「作業」を対象者一人一人の状態に合わせて提供し、治療や援助、支援を行います。 具体的な、治療や援助、支援の例としては、移動、食事、排泄、入浴等の日常生活活動に関するADL改善、家事、外出等のIADL改善、作業耐久性の向上、作業手順の習得、就労環境への適応支援、福祉用具の使用支援、退院後の住環境への適応支援、などが挙げられます。


作業療法士は臨床・研究・教育の各現場で働くことが可能ですが、我が大学の作業療法学科では臨床で活躍する作業療法士の育成を目指しています。講義で学んだ知識は、実習で段階的に実践し習得するカリキュラムを組んでおり、大学近隣の施設に働く作業療法士と共に実習指導を行っています(特長のある臨床教育体制参照)。開学以来多くの作業療法士を輩出し、本学の卒業生数は全国1位(卒業後の活躍の場参照)。我々と共に、実践に強い作業療法士を目指しませんか。