医療福祉・マネジメント学科
医療ビジネス、医療データサイエンス、AIを活用したヘルスケア研究を現場に還元
「データサイエンス×医療」で現場の課題解決をめざす
坂本先生が行う研究の分野
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「医療ビジネス」「医療データサイエンス」「AI研究」、これらは自身の学部時代から学んだ専門領域で長い年月をかけ独学で切り開いた分野です。高度な分析からエビデンスを導き出し、病院のチーム医療やヘルスケアの社会システムに有益な情報を提供することで課題解決につなげていきます。分野横断的な研究グループを組織し、さまざまなエキスパートの知見に支えられ研究を進め、大きな社会課題に向き合い最適な答えを導き出すことで、医療スタッフや労働者の健康を幸福な状態にできるよう励んでいます。
しかし、データサイエンスと現場課題に精通した二刀流の人材が不足しており、まだまだ社会で普及していません。この分野は次世代の教育分野としても大変注目されている一方、教育者が不足しているため普及面で課題があります。
研究キーワードは、データサイエンス、ビッグデータ、産学連携
研究室では、この瞬間もAIマシンが天文学的なビッグデータ相手に演算を繰り返し、データの背後に隠された最適解を求め社会課題の解決に貢献する科学的根拠の獲得に向けて懸命に稼働しています。得られた分析結果はデータサイエンスの観点で検証し、現場で課題解決に取り組むスタッフにフィードバックし、現場ニーズをくみ取り解決フェーズに導くコンサルテーションの役目を基本スタンスにしています。
研究を通して2つのことが明らかになりました。1つ目は、経営コンサルタントの観点による経営戦略や院長視点での人事配置・治療戦略につながる知見が得られ、実際に現場アプローチとして実用化されました。2つ目に、労働者のメタボリックシンドローム重症化が与える社会インパクト(削減可能な医療費)や、最優先の予防介入対象者と手法が解明できました。実用化に向けて産業衛生スタッフと最終調整段階にあり、データサイエンスが経営やヘルスケア分野に革命をもたらし労働効率や健康寿命を底上げする形で社会還元へつながるのです。
多様な分野の分析可能データは、できるだけ解析しデータサイエンティストとして経験値を積み重ねていきたいと挑戦しています。また、多様な組織の課題解決に貢献できる人材に成長し続け、培った私独自の知見を学生教育にも応用し後継者を育成することが大きなチャレンジです。
坂本先生のゼミの様子
高校生のみなさんへ
私の研究室では、社会標準レベルの高い基準で教育し、本物の社会課題と向き合い解決策を提案できる大学生を養成しています。もちろん、これらの大学生は社会価値が高く評価されハイレベルの就職先に内定が取れます。幸いなことに、社会人になっても各部署で高く評価され、素晴らしいキャリアを得ています。ぜひ、皆さんも模範的かつ素敵なゼミの先輩に続いてください。チャレンジできる方に応募いただき、あなたのベストなキャリアにつながるよう、引き続き真剣に教育者としてサポートしていきます。
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