運動療法
マットや平行棒、固定式自転車、バーベル、トレッドミルなどの道具を使って運動を指導し、筋力の回復を図り、身体の麻痺や萎縮、硬直をやわらげます。
DEPARTMENT OF PHYSICAL THERAPY
理学療法士は、病気や怪我、老化などが原因で身体に障害を持つ人に対して基本的な動作能力の回復を図るために運動を指導したり、マッサージを施したりする職業です。リハビリテーションによって運動機能の改善をはかることで「生活の質・QOL(Quality of Life)」の向上をめざします。
運動療法
マットや平行棒、固定式自転車、バーベル、トレッドミルなどの道具を使って運動を指導し、筋力の回復を図り、身体の麻痺や萎縮、硬直をやわらげます。
物理療法
水の浮力を利用して少しずつ体を動かす水治療法、マヒした部分を温めて動かしやすくする温熱療法、電気や光線をあてたりして筋肉に刺激を与えて委縮や痛みをやわらげる電気・光線療法などがあります。
その他
歩く・寝返りをうつといった日常生活動作の訓練、車いすや義肢装具を使う使用訓練、家族に対する介助法の指導なども行ないます。
また最近では高齢者に対して運動機能の低下を防ぐ予防対策、メタボリックシンドロームの予防、スポーツ選手に対するパフォーマンス向上の指導など、障害を持つ人以外にも対象を広げています。
理学療法士はこれらの治療によって、ひとりでトイレに行けるようになりたい、着替えができるようになりたい、外出ができるようになりたいという思いをサポートします。理学療法士は、病気や障害をもっていても自分らしく暮らしたいという一人ひとりの思いを大切にします。
年度 | 本学合格率% | 全国合格率% |
---|---|---|
2021 | 96.8% | 79.6% |
2022 | 100% | 87.4% |
2023 | 100% | 89.2% |
※本学合格率:新卒者の合格率
※全国合格率:全国の全体の合格率
理学療法士の活躍の場は、病期でいうと、病気になって(手術直後など)医療の力を必要とする時期の≪急性期≫、病期自体は落ち着いてきて医療の力よりもリハビリをメインにがんばる≪回復期≫、自宅で生活しながら過ごすこと自体がリハビリになる≪生活期≫の3つに分けられます。
重い病気や障害を持つ人に関わるばかりではなく、『悪くしない!』を合言葉に予防の分野に関わることも多くなってきます。
また、スポーツ分野では、体のコンディションが悪ければ怪我もしやすく、いいプレーもできません。いいプレーをし続けるためにも理学療法士が関わることがあります。 一方、高齢者にとっては、1度の転倒が骨折につながり、歩くことができなくなる可能性もあります。「転ばないためには...」「足の力を落とさないためには...」「バランスが悪くならないためには...」と考え、元気なままで暮らしていけるよう理学療法士が関わります。
さらに、お母さんにとって出産は命がけです。大変なお仕事です。その大きな仕事を終えたお母さんの体をいたわるところでも理学療法士は力を発揮していきます。