言語聴覚学科
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実習体験記
国際医療大学の特色の一つである臨床実習を体験した学生から、実習において感じたことや思い出などをご紹介します。
中山 愛理
「笑顔ってすごい!!」4年生の総合臨床実習。病院で6週間行いました。そこで、担当させて頂いたのは重度の言語障害の方でした。指導者の先生はまるで見えない力を使ってその方の事がわかるようでした。私もそうなりたいと必死になりました。努力の甲斐あって、徐々にいろいろなことができるようになってきました。すると、それまで表情が硬かったその方が、私の前で笑顔を見せて下さる様になりました。笑顔を見ると私までワクワクしてきました。臨床実習最後の日にその方が笑顔で何かを伝えようとして下さり、「私はこういう方々の支えになる。代わりに伝える人になる。」と決心しました。そして、改めて「笑顔って力もらえる!!」と感じました。 私もこれから様々な困難な場面に直面するかも知れませんが、総合臨床実習で学んだこと、感動したことを忘れず人のために働きたいと思っています。 |
三輪 愛海
「『おはよー』の大切さ」千葉県の病院で8週間の実習を行いました。実際に患者様の言語検査や訓練を担当させて頂きました。 担当患者様は、私が立案した訓練を一生懸命行って下さいました。その結果、今までは難しかった事が、一つ一つできるようになり笑顔が見られるようになりました。臨床の合間に病棟へ伺うと、遠くから手を振って言語訓練で練習した「おはよー」を笑顔でおっしゃって下さいました。患者様の笑顔を見ると嬉しい気持と同時に、より患者様に適した訓練を考えなくてはいけないという責任感も強くなりました。患者様の言語症状を的確に評価すること、その評価結果をもとに適切な訓練を立案し、実施することは決して簡単なことではなく、思うようにいかず悩むことも何度もありました。しかし、どんな状況でも患者様の笑顔を見ると頑張ることが出来ました。 実習では、言語聴覚士としての技能を学ばせて頂くだけではなく、患者様から言語聴覚士として活躍していくパワーを頂く機会になりました。この8週間の実習期間は、自分が成長できた掛け替えのない時間であり、言語聴覚士になりたいという気持を更に強める機会となりました。 |
遠藤 朱音
「患者様からパワーをもらった!」私は、福島の病院にて8週間の実習を行ってきました。実習先は実家から通うことができたので、生活面では家族の支えを受け充実した実習となりました。自分一人で実習先に伺い、患者様や実習指導者の先生、スタッフの方々と向き合うのは初めての経験で緊張もしました。しかし、多くの素晴らしい出会いがありました。 実習を通じて嬉しい出来事がたくさんありました。患者様が私の顔を覚えて笑顔で挨拶をして下さったり、苦手だった訓練に一生懸命取り組みできるようになった事を一緒に喜んだり、毎日嬉しい出来事がありました。他にも、座学では体験することが難しいことも、実際の臨床を通じて学ぶことができました。患者様が今最も困っていること、生活する上で改善すべき点に着目し、生活の不安を解消していくことも言語聴覚士として重要であると感じました。また、信頼関係と適切な評価があってこそ効果的な訓練に繋がるのだと実感しました。 この貴重な体験を踏まえ、今後は国家資格取得に向け一生懸命勉強に励み、来春には一人の言語聴覚士として臨床の場に立てるよう更なる自己研鑽を行っていきたいと思います。 |
上田 早耶
「一番世話になった、ありがとう」私は栃木県内の病院で実習を行ってきました。私の実習の目標は、「患者様の思いに寄り添い、言語評価や訓練を進めること」としました。 私が担当した患者様は、最初は言語訓練に対して消極的でした。しかし、患者様の思いを自分なりに一生懸命想像し、今後の生活などについて丁寧にご説明すると、言語訓練を積極的に取り組んでくださるようになりました。患者様が退院される日、患者様が病室から言語訓練室にご挨拶に来て下さり「一番世話になった、ありがとう。」とおっしゃって下さいました。嬉しくて涙が止まりませんでした。この経験は、私に改めて言語聴覚士の仕事の素晴らしさを実感させて頂く機会になりました。この貴重な経験を踏まえて、言語聴覚士として社会へ羽ばたけるよう勉強に励んでいこうと思います。 |